第5話 雅の過去『僕』から『俺』になった日(後編)

これまでの話を桜井沙織と付き合っていたという事実や知られたくない内容などを伏せて3人に話した。


「そしてここから俺の人生は思いっきり狂ったんだ。もちろん続きも聞くよな?」


「当たり前じゃん、ここで終わったら生殺し状態だよ」

「私にも聞かせてほしいな。」


もちろん話の途中だったので美夢と斎藤の言う通り俺は続きの話を語るとしよう。


※過去


俺はまず克義と早苗に場所と経緯を伝え、俺は1人呼ばれたビルへ向かう。


たのむ、間に合ってくれ!そう思いながら廃ビルの三階へ向かう。指定のドアを開けるとそこには傷だらけの幸太君と柱に縄でくくりつけられたさおりちゃん、そして陣内とクラスメート男子5人、あと3人高校生ぐらいの男子がニヤニヤしながらこちらを見ている、不気味に思っているとニヤつきながら陣内が口を開く。


「よく来たな、さっそくだけど早く例の写真を渡せ!そして狭山の事は見なかった事にしろ。そしたら桜井は自由の身だ。」


「わかった、その代わりもうこれ以上幸太君の事をいじめるな。そしてさおりちゃんと幸太君を返せ」


「俺に指図するな、俺の機嫌次第で桜井と狭山は俺のしたいようになるんだよ」


するとクラスメートの男子5人は幸太君をうつ伏せにし髪を引っ張ったり横腹を蹴ったり完全にリンチ状態だった。


「やめろっ」


「雅君、ゲホッ、僕の事は気にしなくていいからっぐっ」


高校生組の1人が

「この女、さっきから見てたけどよく見たらすげーかわいいじゃん。おい恭介、ヤっちまってもいいか?」


その男は汚い笑いで舐め回すように下から今にも泣きそうなさおりちゃんを見上げる。


「まぁまぁ待ってよ恭弥兄さん、今取引中だ、交渉成立したら返さなきゃいけないからねぇ」


不敵な笑みを浮かべる、同じ小学生とは思えない。


「ちっ、つまんねぇなぁ。早くしろよ」


「どーするよ?早くしないと兄さん達が愛しの彼女を襲っちゃうよ?あっ!そうだなぁ、その写真を前に差し出して土下座で『許してください恭介さま』って言ったら桜井と狭山は返してやるよ」


よく小学生でこんな趣味の悪い事考えつくな。俺が土下座すれば2人が助かる。





そんなはずがない、証拠写真を取られて反故にされて幸太君はさらに痛めつけられさおりちゃんは…それがわかっていた。


俺は土下座の体制に入る。そして証拠写真入りの封筒を目の前に置き。


『許してください、恭介さま』


そして証拠写真入りの封筒を確認し陣内が口を開く


「これでノルマ達成、じゃあ兄さんとみんな、その2人好きにしていいよ」


知ってた。


その瞬間俺は手に隠し持っていたクラッカーを思いっきり鳴らす。それが克義と交わした作戦。


「わっ!?なんだ!!!?」


その瞬間ドアから克義と男子5人が助太刀に入る。狼煙の代わりにクラッカーを鳴らす。

事前に俺は廃ビルに行く前GPS付きの探知機を俺自身に身につけて発信先を克義達が追っかけてきたってわけだ。そしてこのクラッカーが強行突入の合図、克義たちが連れてきたのはサッカー部の友達2人、喧嘩が強いクラスメート3人を連れてきた。

先に俺のクラスメート達をボコボコにして幸太君を助ける。


「立てるか?」


「うん、ありがとう。本当にありがとう」


「お礼はあいつに言ってくれ。それともう1人助けないとな」


「なっ!おまえらっ!」


サッカー部の四ノ宮、大塚が陣内を抑え込み、克義のクラスメートの古川が証拠写真を陣内から奪い取る。しかし残りの相手は高校生だ。


陣内の兄貴はさおりちゃんの縄を解くと部屋の奥に連れて行く。そして高校生の他の2人が俺の前に立ちはばかる。


「ここから先は通さねーぞ」


と俺の道を塞ぐ。すると克義とそのクラスメートの2人佐藤と真野が


「ここは俺たちに任せろ」


「ありがとう」


そして陣内をボコボコにしたサッカー部が合流、高校生相手とはいえ2対5だ。なんとかなると信じて俺は部屋の奥に行く。


すると恭弥はさおりちゃんの服のボタンを外し、スカートを脱がす」


「きゃー、やめてぇぇぇぇー」



「やめるかよぉ」


そして恭弥はさおりちゃんの下腹部に…パンツ越しに指を


「うぉーたまんねぇー!さぁ今度は直に触ってやるぜえぇ」


そしてさおりちゃんのパンツをずらそうと指を入れる内側に入れようとした瞬間…


俺のなにかがぶっ壊れた。この時の俺(僕)が………


俺の精神が崩壊した瞬間であった…



「僕の…俺のさおりちゃんになにしやがんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


俺は近くにあったボロいデスクワーク用の椅子を手に取り陣内兄恭弥の頭にぶち当てる。


「痛ってえええ!!!!てめー何しやがる。ぶっ殺してやるからよおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

もちろん殴りかかってくる。

しかし陣内兄の右ストレートをかわす、遅い、遅すぎる。

俺は今まで封印していた拳を陣内兄に叩き込む、何発も何発も。


「てめぇは幸太君とだけじゃなくさおりちゃんを傷つけた。ただで済むと思うなよ!!!」

腹に1発入れると腹を抑え始める。

「ちょ、タンマタンマ。もういいだろギブだギブ。この女返すから勘弁してくれ」


「命乞いか?そんなの通るわけねーだろ!ぶっ殺す…殺す殺す殺す殺す殺す!」


俺は握力で陣内兄の両拳を握りつぶす。当時の俺の握力は68kg、リンゴ潰せるくらいには足りていた。


「ぐぁぁぁぁぁ!!!」


骨の折れる鈍い音が聞こえる。俺は恭弥を張っ倒し馬乗りになって顔面を殴り続ける。何発も何発も、日々の筋トレと空手で鍛えたその腕で。恭弥既に気絶していた。それでも俺は手を止めなかった


すると克義達が駆けつける。それに気づいてヤバいと思ったのか克義達が5人がかりで全力俺を止める


「おい、これ以上はまずい。止めるんだ!!」


克義の声で俺はハッとして殴るのをやめた。我に帰った俺は目の前のクズを見つめる。顔面が血で真っ赤になっている。そしてゆっくりクズの体から立ち上がり離れる。


「ごめん、あとは宜しく頼む。」


恭弥達を克義に任せ俺はさおりの元へ駆けつける。


「さおりちゃん!大丈夫?」

俺はコートを脱いで彼女に羽織らせる。


「こ、怖かった…怖かったよぉぉぉぉ。うわーーーん。」


「無事でよかった」


そして彼女を安心するまで抱きしめる。


20分後


「みんな無事だったー?警察の人達来たよー」


「おせーよ早苗。こっちはだいぶヒヤヒヤしたぜ」


「ごめん、なかなか伝えずづらくて。てか何これやばいんですけど」


男子の半分がぶっ倒れてる光景を見る。早苗が顔を引き吊らせると

「あいつは雅がやったんだ」

「すごい、あのみーくんが…本当はメチャクチャ喧嘩強いんだね」


そのあと早苗は絶句していた。小学生が高校生相手を完膚なきまでたたきつぶすのだから。


恭介達のグループはみんな縄で縛って拘束した。


早苗は安堵の表情を浮かべ胸をなでおろす。

警察が駆けつけ、高校生2人は暴行罪、傷害罪、で逮捕。恭弥は加えて強姦未遂の罪も追加されるがぶっ倒れているので救急車に運ばれる。陣内恭介他5人は小学生だったため逮捕までは行かなかったが事情聴取を受けいじめのリーダーだった陣内恭介は後日転校することとなった。これ以上の騒ぎにならなかったのは陣内財閥が金の力で今回の事件をもみ消したのだろう。そしていじめの問題はなくなったが学級崩壊と判断され翌週5年生だけクラス替えという異例の事態が起こったのである。そして俺も精神的に参っていたのでしばらく休む事にした。結局学校に再度登校したのは修学旅行の5月に2週間ほど、あとは10月ぐらいまで学校には行かず習い事のみだった。だけど塾は『さおりちゃん』を思い出すので親父に辞めたいと言ったら辞めることができた。そのかわり小学生の全国模試や中学生で習う範囲の勉強を全て自宅でやる事が条件だった。何もなければ勉強の日々だった。

話を戻すが気になるあいつらの処罰は高校生は2人が懲役2年、恭弥は5年の実刑が言い渡されたという。小学生達は両親を連れて校長と生活指導の先公からこっぴどく怒られたという。幸太君とその両親、以前いじめられて不登校になったその他3人とその親御さんにも深々と頭を下げたという。もちろん俺だけでなくさおりちゃんにも頭を下げたという。




そして次の日さおりちゃんの父親が俺の自宅を訪ねる。ものすごい形相で俺に近づいてきた。


「きみが雅君だね」


「はい」


すると間髪入れずに頰を握りこぶしで殴られた。その場にいた親父が激怒する。


「あんた俺の息子に何するんだ?」


「君のクラスメイトがさおりを危険に晒した。そして君がいじめを見て見ぬ振りすればさおりは何もこんな事件に巻き込まれなくて済んだのに君がを余計なことをしたおかげでさおりにもとばっちりを食らったのだろう?その一発でその事は不問にしてやる。だけど今後二度とさおりに関わるな。これ以上関わるならただでは済まない。父親のあんたもな」


すると親父は…


バシッ!!!


!?!?


さおりちゃんの父親を握り拳でぶん殴った。


「何するんだ?親も親でクズ野郎か?」


さおりちゃんの父親は親父にぶっ飛ばされて捨て台詞を吐くと親父はその父親の胸ぐらを掴む。しかも普段の厳しい目というよりは誰かを今にもぶっ殺しそうな殺意の目だ。


「黙って聞いてりゃあよぉ、何様なんだ?テメェの方がとんだクズ野郎じゃねーか?雅はなぁ、テメェの娘の為に命張って守り抜いたんだよ!それに対してテメェはぶん殴ってうちの娘に二度と関わるなだと?ふざけんのも大概にしやがれ!こんなクズ野郎の娘でさおりちゃんも可哀想だよなぁ。テメェはうちの息子だけじゃねぇ、いじめられた狭山君も侮辱しやがった。見て見ぬ振りしろ?お前は狭山君をいじめた奴とさおりちゃんをレイプしそうになった奴とさして変わりねぇクズ野郎だ。」


「な、なんだと。貴様は何もわかってない。私は娘の為を思って…それにな、いじめはいじめられてる側に原因があるからいじめが発生するんじゃないのか?」


親父は呆れながら


「あれだな、自分が良ければ他の奴はどうでもいい、確かにクズでちげぇねぇ、それによ…恋する若けぇ2人の仲を引き裂くのが娘の為ってんだな?」


「さおりは自慢の娘だ、そんなクズの息子にやれるわけがないだろう」


するとそこにさおりちゃんの母、小百合(さゆり)がゆっくり俺に近づいてくる。そして俺の頬を撫でながら泣き始める。


「ごめんなさい雅君、あなたは何も悪くない。むしろ感謝してるわよ。だけどしばらくさおりに会わないでちょうだい。お願いします」


頭を下げられた。泣きながら、申し訳なさそうに。俺はさおりちゃんの泣きながらの母の申し出に絶望感を覚えつつも首を縦に振るしかなかった。


「…わかりました。」


でもこれじゃ終われない。


「だけどこれをさおりちゃんに渡してください。」


俺は彼女宛の手紙を書いていた。俺が万が一何かあった時のことを想定して昨夜この手紙を書いておいた。まさか本当にこの手紙を渡す時が来たとはな。それにしても早すぎだったが…


「ええ、預かったわ。ちゃんとさおりに渡すわ。それと…」


しんみりした空気の中…急に空気が変わった。さおりちゃんの母がさっきの気配から鬼の魂が乗り移ったのような憤怒の表情に切り替わる。それは俺や親父に向けたものではない。旦那の真司に対してだった。


「あなた、せっかく雅君はさおりを…さおりの貞操ごと助けて守ってくれたと言うのにのにその恩を仇で返すような事したわね。」


「小百合まで何言ってるんだ?私はさお…」


パチーン


小百合は力一杯に旦那、真司の頬を思いっきり引っ叩いた。


「もうあなたの横暴には耐えられない。今回の事でわかったわ。」


すると小百合はポケットから何回にも小さく折られたある紙を真司に見せつける。


「真司、離婚よ!言ったわよね?仏の顔も三度まで。あなたは3回さおりの事で他人に迷惑をかけた。過保護なんてものじゃない、あなたのせいでどれだけ私が苦労して恥をかいたと思ってるの?そしてどれだけ周りに迷惑をかけたと思っているの?特に今回のは酷すぎたわ。」


そこにはどちら側の名前とハンコが書かれ、押されている離婚届をどこぞの年配のご隠居さんみたいに見せつける。


「もう約束の3回目、まぁ初犯合わせて4回目ね。最初は男友達を連れてきた時。2回目はさおりが友達の早苗ちゃんの家に泊まった時早苗ちゃんのお兄さんにさおりが話しかけられたと言うだけで家に乗り込んでお兄さんを殴ったわよね?3回目は芸能界のスカウトをしてたどこかのマネージャーさんがさおりに声をかけたという理由で交番まで不審者がさおりを誘拐しようとしたと騒いでたわよね?で、今回の事件で陣内君達にではなく雅君に怒り狂って訳の分からない逆恨み。もうあなたの過保護なんて過保護ですらないわよ。そのうちさおりに手を出すんじゃないかと思うからもうこれ以上あなたにさおりを近づける事はできない。明日にはこれを提出して出て行きます。もうさおりの転校の手続きはとっくにしてありますので。」


すでにさおりちゃんは隣町の小百合さん側の実家にお世話になっているそうだ。


そして親父と俺に向かって母小百合は土下座して


「今日の事、本当にすみませんでした。そして雅君、本当にごめんなさい」


これが9月25日、26日にあった2日間の出来事だった。


9月30日付でさおりちゃんはそのまま隣町の学校に転校、そして真司、小百合夫婦は離婚。もちろんさおりの親権は母小百合が勝ち取る。養育費、慰謝料などは請求しない代わりに今後、いや、金輪際二度と小百合、さおりに関わらない事を条件に和解が成立した。


9月26日、この日を境に俺とさおりちゃんの恋仲は引き裂かれ、また元旦那の連絡を封じる為さおりちゃんの連絡先の電話番号も変わってしまい、二度と会えなくなってしまった。苗字が変わるのがわかってはいたがなんて苗字なのかはわからなかった。

なんとなく別れると思っていた。未練がましいと思うが当時の俺の素直な気持ちを小百合さんに渡した手紙に託した。またどこかで会えますように。そんな願いが込められていた。


「拝啓さおりちゃんへ。

僕のこの手紙を見ているという事はなんらかの形でもう会えなくなっているかもしれません。なので簡単ではありますが僕の率直な気持ちを伝えたいと思います。初めてあった時からずっと気になってました、もう気持ちがバレてるけどずっと大好きです。この世で誰よりも君が大好きです。たとえ会えなくなったとしても、また僕は君といつか絶対に会えると信じています。そしてまた君に恋すると思います。もし、また再開できた時に僕の気持ちとさおりちゃんの気持ちが変わらなかったらまた僕の彼女になってください。おこがましいかもしれないけどこれが僕の気持ちで本音です。それまでは今よりずっとカッコよくなってさおりちゃんの隣にふさわしい男になって待ってます。それまでさようなら。後藤雅より」


※現在に戻る


俺は話を(主に手紙の内容と強姦未遂)濁しながらもこの事実を目の前の美女3人に説明した。


早苗は話の内容を半分以上知っていた為、ただ黙り込んでいた。美夢が小一時間の沈黙を破り口を開く


「ねぇ、雅…今でも『さおりちゃん』のこと好き?」


俺は反射的に答える


「わからない、それに今、会ってもらえるかすらわかんねー」


すると斎藤が大量の涙を流す、自分の事じゃないのに…そして俺の手を取り…え?


「辛かったよね?苦しかったよね?」


自分の事のように泣き始めた。そして頭を撫で始めた。


「絶対会えるよ、それに後藤君は優しいから嫌いになるはずなんてない。さおりちゃんは絶対あなたの事を『好き』でいるはずよ?私がさおりちゃんなら後藤君以外ありえないもん!」


え?どうした?今日の斎藤可愛過ぎるんだけど。髪を洗い髪を乾かし前髪を下ろしていた斎藤若菜は実は正統派美少女ですごく新鮮で…斎藤相手にすごくドキドキした、すげー悔しいと思いながらもすげー可愛い。いつもこんな感じなら良いのにと思うと美夢が

「あのー、イチャつくのその辺にしてもらえませんか?」

斎藤はハッとして俺から離れる。

「ごっ、ごめんなさいっ!」


「い、いやっ、気にすんな!慰めてくれてあんがと」


素直に感謝の言葉を口にする。照れ隠しなのか


「笑顔も可愛いじゃん!いつもその感じで接してくれると良いんだけど」


「お前もいつもその感じで接してたらな」


「ば、ばかっ!恥ずかしいじゃない」


まぁ恥ずかしいよな?好きでもない相手にここまで感情移入したのだから。


「でもありがと。お前のおかげで少し元気でたわ」


「へ、へぇ。良かったわね」


俺と斎藤が本当の意味で和解できたのかもしれない。それにしても斎藤がこんなに可愛かったなんて夢にも思わなかった。それと平静を装っちゃいるけど顔が真っ赤だ斎藤ってウブなんだな。いまの表情をクラスの奴らに見せたらモテモテなんだろうなきっと。


「あのさ」


さっきから携帯をいじって黙っていた早苗が口を開く。


「今から月村のさっちゃん呼ぼうよ?」


「「「はぁ!!!???」」」


どうやら眠る前なのにこの時これから波乱が起きるという事に誰一人思いもしなかった。











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