第33話 やっぱりカラオケが好き
「おひさ! 最近忙しそうだね」
今日は仕事帰りに司君と新宿で待ち合わせをして香織さんの店に行く予定だ。
「そうなんだよね、暇なときは暇なんだけど
最近残業も多くて。。。
美樹も最近は仕事忙しそうだし中々会えないんだよね。
あっ今日って香澄さん呼ばなくて大丈夫だった?」
「うん大丈夫。香澄もまだ残業してるよ。
一応声掛けたけど"忙しくってもうだめーーー!!って
何だか壊れかけになってたしねw
まっ帰りに家寄ってマッサージでもして癒してくるよw」
「ごちそうさま。というか普通に家に行き来してるんだね。仲のいいことで」
「広木さんと美樹ちゃんもだろ。
香織さん"美樹ちゃんのノロケが日増しに増えて"って嘆いてたよ」
「うっ 香織さんのところで何を・・・」
「今度、広木さんのご両親に挨拶に行くとか言ってたらしいけど、
もしかして・・・」
「あぁ話ししてるんだ。うん、この間プロポーズした。
彼女の両親には付き合う前に挨拶してるし、一回うちの両親にも挨拶に
行く予定。
もっともまだいつ式上げるとか入籍するとか決まってないけどね。
とりあえず、彼女と一緒に居たいんだ。」
「そっか。決断まで早かったけど、お互いの思いは1つなんだね。おめでとう!」
「何言ってんだよ。司君も香澄ちゃんと頑張れよ」
「そうだな。俺もどこかで覚悟を決めないとだな。。。
まぁ今日は久々のカラオケ楽しもうぜ!」
という事で、美樹も香澄さんも仕事頑張ってる中悪いけど、
司君と久々のカラオケだ!
「こんばんわ〜」
「あっ いらっしゃい!待ってたよーーー」
香織さんとは先月のオフ会で会って以来かな。
店に入りカウンターに座る。
相変わらず他の客は居ないが、大丈夫なんだろうか。。。
そして、いつものジントニックを頼み雑談。
当然の事ながら香織さんからは美樹との事を聞かれた。
プロポーズされたことは聞いてたみたいだけど、
『私の可愛い後輩を泣かせるようなことはしないでね』
と強く言われた(というか凄まれた)
美樹も香織さんの事を実の姉の様にしたってるけど、香織さんも妹みたいに見てるんだね。
何気に見つけて参加したオフ会だったけど、香織さんに司君、達也さんに香澄さん、かなめさん 本当みんないい人だ。何より美樹と出会えた。
そして、ついでとばかりに司君には『香澄も早く貰ってくれ』と言ってた(こっちは本当の妹さんなのに扱い雑だな。。。)
としみじみ話し込んでたけどせっかくお店に来たという事で、カラオケタイム!
「じゃ俺から行くよ〜」
と司君。早速ガボールの曲を予約。ドラマの主題歌にもなったシングル曲
「ひかりのかがやき ながれるはーいうぇ-い♪」
俺もハモリをだいぶ覚えてきたのでサビは司君にハモる感じで歌った。
音がきれいに重なるとすごく気持ちいい。
そして俺もガボールの曲を予約
「ほしぞらのーーーむこーにかがーやく〜〜♪」
あんまり歌ったことのないアルバム曲だけど、後半は司君と香織さんがコーラス入れてくれてきれいにまとまった。
こういうの普通のカラオケじゃ体験できないよね。
そして、今日は香織さんも歌うみたいだ。
「かなしーみーにゆれるーひーとみー♪」
大室さんが女性未アーティストに提供した楽曲。
しっとりとしたミディアムテンポの楽曲 香織さんの声質にもあってる。
お店がいい感じに盛り上がったところで、入り口のドアが開いた。
「こんばんわーーー!」
リリカさんが来店。
「おっ司っちに広木さんも来てたんだ。
今日は香澄や美樹ちゃんは居ないの?」
「二人は残業中だよ。リリカさんとは久々だね」
「あっ俺はこの間香澄と3人で飲み行った」
リリカさんは香澄さんのコスプレ&同人仲間らしくその方面に強い
もちろん司君も達人の域に達しているので二人の会話には十分ついていけている。
「あっカシスオレンジください。 後、私もカラオケ入れていいですか?」
「「もちろん!」」
という事でリリカさんも加わりカラオケタイム再開!
リリカさんといえばアクシスという事で
「おもいはなつーーー ゆーめーを〜〜♪」
アクシスは高音域の楽曲が多いど綺麗に歌い上げている。
この人も歌上手いんだよな〜。
アニソンとかだとアニメ声で歌うしある意味凄い。。
そして22:00過ぎたあたりで司君がそろそろ香澄を迎えに行くからと帰宅。
この後、待ち合わせして家まで行くとの事。時間的にお泊りコースかな。
俺も美樹にメールしたら、そろそろ上がれそうという事だったので新宿駅で待ち合わせして途中まで一緒に帰る事になった。
リリカさんと香織さんから"リア充は良いねぇ~"とニヤニヤされながら店を出た。
リリカさんはもう少し香織さんと語り合ってから帰るらしい。
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