第14話 いざカラオケオフへ!

満員電車は慣れてるつもりだったけど好きな女性と二人で乗るときは要注意!!

ということで、お互い少し気まずい雰囲気になってしまったので気分転換にオフ会に行くまでにコーヒーを1杯。


「そういえば、初めてこの店で会ったときって香織さんのオフ会の帰りだったんだよ」

「そうだったんですか 私は研修会の帰り軽く食事してたところだったんです。そろそろ帰ろうかなと思ってた時にちょうど広木さんが入ってきたて、スマホについてたガボールのキーホルダーが目に入ってしまい。

 あの人ファンなのかなって気なってチラチラ見ちゃってたんですよ。あれ、ライブの限定版でしたよね」

「おっ流石!。これだよね」


とスマホとキーホルダーを出す


「それです!欲しかったんですが品切れで買えなかったんですよ」

「確かに人気だったよね。俺も最初買えなかったんだけど、三河ってうちの課長のお姉さんが友達の分含めいくつか買ってたんで1つ譲ってもらったんだ。あっ三河とは高校からの腐れ縁でw」

「そうなんですね。三河さんはファンじゃないんですか?」

「う~ん あいつはどっちかというとロックとか洋楽とかの方が好きかなぁ」

「あ、でもお姉さんはファンなんですよね?」

「そうだね。かなりマニアックというか地方公演とかも行ってたくらいのファンだねw」

「へぇ 話しとかしたら楽しそうですね」

「うん あの人は話しも上手だし、ネタも豊富だから楽しいと思うよ。ただ、3年前に三河の結婚式で会ったけど、特にやり取りしてるわけでもないから連絡先とかも知らなんだよね。そもそも結婚とかして東京に居ないかもしれないし」

「残念。。お話ししてみたかったな」


うん やっぱりガボールの話ししてると美樹さん凄く楽しそうだな。

さて、電車に乗る前の雰囲気に戻ってきたしそろそろかな。


「そろそろ行こうか。今からだとちょうど7時前位にお店に着けるよ」

「はい。つい話し込んじゃいましたねw」


うん お互い自然な感じに会話できてる。

仕事以外でこんなに女性と会話したの久々かもな。


お店を出て、人ごみの中お互いの事を話しながら数分

いつもの裏通り。地下への階段を下りる


****************************

Side 司


その頃香織の店では・・・・

香織を中心に司、香澄、かなめがオフ会の準備をしていた。


「ということで、今回参加者も多いし、俺と香澄は香織さんのフォローでカウンターとホール周りの手伝いする あ、もちろんカラオケはするけどねw」

「ちゃんとバイト代は払うか二人ともよろしくね」


『をっ参加費の免除位は期待してたけどバイト代も出るんかw

 これは頑張らないと!!』


「で、ここからが本題。予定通りなら広木さんと美樹ちゃんは一緒にお店に来るはずなんだけど、多分、店内に入ったらかなめちゃんたちや俺たちのところに別れて座ると思うんだよね。」

「それはそれで良いんだけど、今回は"2人をくっつけよう!"という裏テーマもあるんで、二人が並んで座るようにうまく誘導したいんだ」


そうそう。店内は香織さんの意向もあってカウンターから見渡せる程度の広さで席も少ない。

このため一度座っちゃうと中々移動とかしづらいし、カラオケの大音量だと離れた席の人とは会話もしにくいんだよね。


「具体的に何すればいいの?」


とかなめちゃん


「それほど難しい話じゃないよ。俺と香澄は手伝いがあるからカウンター席に座るんだけど、二人が来たら、そこの奥の席に誘導して欲しいんだ.

 で、かなめちゃんにはその横の席に座ってほしい。両隣が俺たちなら不自然じゃないし、適当にフォローも入れられるでしょ」

「ついでに、そこの席に座ろうとする人が居たら座らなようにさせればいいのね」

「そ、でもまぁさっき連絡したら新宿着いたとか返事着たし結構早く着くとは思うけどね」


そうなんだよね。もうそろそろ来ても良いころなんだけど何処か寄り道でもしてるんかな。


「まぁ二人とも大人なんだからあんまり横やり入れる必要はないかもしれないけど、美樹はほっといたら彼氏とか出来なさそうだからね。

 司君から話しを聴いてる限り広木さんも美樹を任せても良さそうな人だし、出来る限り応援しましょ!」

と香澄


「そういうこと じゃそろそろ参加者の人も来ると思うけど、何か追加質問とかある?」

「はい はい質問!」


とかなめちゃん


「さっきから名前呼びだけど香澄と司君っていつから付き合ってたの?」

「ちょ それは今の話しと関係ない!!」

「ふふーーん 美樹と広木さんの話で盛り上がってたけどいつの間にねぇ~

 先々月のオフ会では、香澄さんとか呼んでたし、そのあとだよねぇ~

 これは後で事情聴取だねw」

「それはだね・・・・「こんばんわーー」」

「あれ?何か取り込み中?」


いいタイミングで達也さんが到着!

『助かった・・・ 達也さん後でビール奢ります!』

人の恋話しは大好物だけど、自分の話されるのは正直苦手だ。


「いえいえ 相変わらず到着早いっすねぇ」

「司さんこそ早いですね。俺、職場が新宿だから。」


しかし、つい最近の癖で"香澄"って呼んでたけど、かすみちゃん鋭いな

言われた通り前に香澄ちゃんや美樹ちゃんと会ったときは"さん"とか"ちゃん"とか付けて呼んでたわ。。


「「こんばんわーー」」


をっいよいよ本日の主役二人が登場だ!

何だか今日のオフ会すごく楽しみだww

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