第25話「迎え撃つ異形」

 飛竜ワイバーン―――地竜ベヒモスと並び、地上で最も繁栄した竜属種の片割れ。

 真竜ドラゴンとの主な相違点は、比較的小型である――と言ってもあくまで『ドラゴンと比べて』の話であり、平均的な個体でも全長は3メートル近い――こと、前肢と飛行翼が一体化していること、繁殖力が高く群れを形成すること。体重が軽く、前肢が融合して強化された翼を持つため、飛行能力においてはドラゴンを上回る。

 優れた体格と飛行能力を両立すべく、活動には多くのエネルギーが必要となり、雑食性で好戦的。とはいえ竜属種らしい知性も併せ持っていて、飢えない限りは必要以上に暴れ回ったりはしないらしい。


〈Aaaaa!!〉


 ならば、翻って―――――。


「セテラ嬢!! 尾の一撃だ! タナップ嬢のフォローを!」


「あわわわわわ、りり了解っ!!」


 あまり方ではないメロウちゃんの手を引いて、全力で走る。

 背後で空気の裂ける音が聞こえ、土煙と共に尋常ではない衝撃波が吹き荒れた。


「ふわっ、ひゃ―――きゃああぁぁ!?」


 そいつは頭の位置の高さだけで10メートル以上はあり、横幅や尻尾までを加味すればどれだけの全長になるか知れたものではなかった。

 というか群れじゃなくて単独だし――これが単なる迷子じゃなくてとかである可能性は考えたくない――、明らかに普通のワイバーンではなさそうだ。いや普通のワイバーンも見たこと無いけど。


「くっ……そ!! 剣が通らねぇ、なんかしてやがる……!」


 吐息ブレスや飛行能力の差異など種族固有の特長を除き、竜属種全体に共通する最大の武器は『鱗』だ。

 とにかく硬いうえ靭性に優れ、温度変化や腐食にも強く、おまけに多少傷ついたところでいくらでも生え変わるというチート装甲アーマーである。

 そんな竜鱗への対処法としては、眼球や口の中といった装甲化できない部位を狙うこと。もしくは、何も不思議な力で攻撃を完全に無効化しているすべての運動量をゼロにしているというわけではないので、遮断し切れないほどの衝撃を与えるレベルを上げて物理で殴ることで脳や内臓にダメージを浸透させるのが一般的だという。授業で習った。


「こちらもだ、衝撃が通じている気配が無い。どうなってるんだ?」


 ただ、それもどうやら効き目が悪いらしい。土属性魔術で岩や鉄の塊を投げつけているコニー君が毒づく。

 私とノエルは炎や風の魔法で目眩まし攪乱に徹していて……しかし、嫌がる素振りすら見せないというのは確かに妙だ。いくら私たちが未熟なへっぽこ魔法使いとはいえ、

 数々の超現象を現実に起こし、素養さえあれば子供でも大の大人に勝てるから、魔法使いの才能は珍重されるのだ。


「どうかな、コニー。このレベルの敵なら、僕も『燼滅エルプティオ』を使って構わないよ」


「僕たちはともかく、連携に慣れていないタナップさんが居るので……そうですね。とどめを刺せる段階になってからお願いしたい」


「なるほど。了解した、指揮官の君が言うなら是非も無いが―――」


〈Gyeaaaaaaaaaaaaa!!〉


 とんでもない跳躍力と反射神経で、謎のワイバーンもどきの攻撃を捌き続けるジョシュア先輩。

 サーベルの斬撃に発火の魔法も交え、敵の注意ターゲットを惹きつけ続けるさまは、まさに回避型の壁役避けタンクとして完璧な立ち回りムーブだった。1パーティに1人欲しいタイプだ。


 さりとて、守りに徹していても増援のアテがあるわけではなく、このままだと魔物との体力差で潰されてしまうのは目に見えている。

 そうなると……わ、私たちワイバーンもどきの餌になっちゃうの!? それは嫌だ……!


「はっ……! はっ……!」


「メロウちゃん。大丈夫?」


「は、ぁ、ひゃ……は、い! ……はっ。いや、えと、その……はぁっ……。……ごめんなさい、だいじょばない、かも……。です……」


 だいじょばなさそうだ。魔法使いは基礎体力に優れない人が多い。もちろん個人差はあって、自前で身体を鍛えたり何なら『強化エンハンス』によって補うという裏技もあるが、メロウちゃんはそういうタイプではない。


「う~っ、考えろ考えろ考えろ考えろ……!!」


 こちとら天下無敵の異世界転生者サマだぞ、現代知識と人生経験で無双しなくてなんとする!

 問題だっ。この絶望的な状況下で、どうやってあのワイバーンもどきを倒すか?

 3択―――ひとつだけ選びなさい。


 答え①転生美少女のセテラちゃんは突如反撃のアイデアがひらめく。

 答え②仲間がきて助けてくれる。

 答え③倒せない。現実は非情である。


〈Aaa!〉


「うおおぉなんちゃって魔法剣マジックカッターっ、あいだだだ腕もげるぅぅぅ!!」


「セテラ、さ……!!」


 くそ、何気ない手の一振りでこれかよ。私らは虫じゃないんだぞ! ワイバーンもどきからすれば虫みたいなサイズではあるけども。


「ッ―――俺の仲間に、手ぇ出すんじゃねぇ!!」


 カナタ君が吼え、握った鉄剣が青白く光る―――撃剣による損壊を防ぐための簡素な『強化付与エンチャント』。身体強化エンハンスと対になる、この世界の騎士兵士が持つものとしては必須のスキルだ。

 ガキンという音がして、ワイバーンもどきの意識がカナタ君に向き、私たちはその隙を突いて後方へ下がる。


「何か……何かないかな。土と水で足下を崩す? 風で火を煽ってもっと大火力にする? でも、私の瞬間出力と魔力量じゃどこまで出来るか」


「……、……。あ……あの……」


「あーくそ、召喚術の授業取っとくんだった! 使い魔のひとつでも飛ばせればアルト先生に……。……、ん? なに?」


「その……。こ、こんな時に、変なこと言ってるかも……なんです、けど」


「おっマジで!? 何か思いついた!? 教えて教えて!!」


「ぅっ、あ、あばばば……!! かっ、揺らさない……で……!」


「あ、ごめん」


 メロウちゃんの肩から手を離す。疲労からか恐怖からか、ただでさえ色素の薄い肌はもはや蒼白となっている。

 ―――けれど、その目に宿った光だけは。


「えと、あ……あ、あ、あの……あれ。後ろ、です」


「後ろ?」


 彼女が指差す方を見れば、ワイバーンもどきの巨大な股下、暗緑色の茂みからが突き出していた。

 ちょっと太めの木の枝にしか見えないけど、よくよく注視すれば周りの植物と質感が違う。……ということは、まさか―――。


「もしかして、探してた杖ってあれ!?」


 こくこくと頷くメロウちゃん。

 件の秘宝は、地上から投げ落とされた割には原型を保ってる感じではあった。見た目よりも頑丈なのか、茂みがクッションになったのか。

 まぁいいや、それはどうでも。大事なのは、


「あの杖があれば何とかなる?」


「……、わかりません。でも」


 ワイバーンもどきと睨み合うみんなの様子を窺う。野生動物らしくと言うべきか、体格とパワーで圧倒的に勝っているにもかかわらず、あのワイバーンもどきは存外警戒心が強い。


「やれる、だけのことは。……やってみたい、です」


 ……あぁ。

 それだけ聞ければ、充分だ。


「おっけー」


 小杖タクトを構え直し、メロウちゃんの前に出る。

 ワイバーンもどきの眼球が、左右別々にと動く。うえぇキモっ、けどビビってる場合じゃない。

 巨体から発せられる猛烈なプレッシャーを、吸った息ごと飲み下して―――言う。


「……みんな!! 30!!」


 大丈夫。これだけで伝わるし、わかってくれる。


「よっしゃあッ!!」


「承知した!!」


鉄よ、刃となれスチル・ブレード水よ、縛れアクア・バインド―――」


「セテラ、こっちっ」


 メロウちゃんが駆け出す。同時に全員で動く。

 前衛2人が剣を振り被った。ワイバーンもどきが両腕で払いのけるより先に、コニー君が放った鉄の刃がその両目を切り裂く―――ことは無い。ヤツが呻き声を発すると、それらは消滅する。

 しかし、その隙を突いて迫っていた水流の鞭は避けられず、鼻先の角と首に巻きついた。

 すかさず叩き込まれるカナタ君とジョシュア先輩の斬撃。ワイバーンもどきのゴム質めいた表皮に、初めて傷らしい傷が刻まれる。


〈AaaaaAAaaaaa……!〉


「持ってけドロボー! ノエルっ」


風よエアリアル!」


 バッグから取り出した瓶を投げつける。本来は火起こし用に買い込んでいた燃料油だ。

 ノエルの風魔法によって加速、軌道を制御された瓶は、水の鞭の拘束を引き千切ったワイバーンもどきに直撃する。

 割れる瓶、流れ出す油。尤も、それだけでは目眩ましにもならないが―――。


炎よフレア……爆ぜろボム!!」


 大魔猪ビッグボアの脂肪から精製された燃料油は魔法との親和性が高く、強風下や高湿度環境においても容易に着火・引火する。

 私の放った火球は、そんな油まみれのワイバーンもどきに命中した瞬間、ちょっと想像していた以上の爆炎と化して荒れ狂った。


〈Gyyyyyyy……、AAAaaaAAaaaAaaaaaaaa……!!〉


「げっ、まだ元気そう」


 黄金色の鬣を燃え上がらせつつも、ワイバーンもどきは戦意を失っていなかった。

 顔や背中の一部を火傷したくらいでは大したダメージにならないらしい。


〈OoooooAAAAAAaaaaaaaaaaaaa―――!!〉


 一際大きな咆哮を上げ、ワイバーンもどきはいよいよ本気になったようだ。

 腕の筋肉が隆起し、翼膜がぶるりと震える。それだけで10メートル級の巨体が翻り、凄まじい突風が吹き荒れた。


「う、わ……っぷ……!」


「全員警戒、防御態勢!!」


 ジョシュア先輩の檄が飛ぶ。ワイバーンもどきが飛んだはずの方向を注視する。

 器用なことに、ヤツは渓谷の岩壁に爪を食い込ませて貼りついていた。あれでは飛竜というより虫か蝙蝠こうもりの類だ。

 瞬間、地面から―――否、大気の振動。ワイバーンもどきがその鋭利な爪で岩壁を抉り、巨大な岩塊として打ち放ってくる!


「そんなのありぃ!?」


「ぷ、魔力よ防げプロテクションっ!」


 基礎的な防御魔法を展開し、ノエルと一緒に猛ダッシュ。

 高速で飛来する細かいつぶてを弾きつつ、防御し切れそうにない塊は回避する。


「―――っぶねぇ!!」


「カナタ君っ。ごめん、助かった!」


「別にいい、こっちにも風と強化くれ!」


「了解! 風よエアリアル瞬間強化ブースト!」


 どうしても危ない時は前衛組にフォローしてもらったりしつつ、こちらも支援バフを欠かさない。そこらへんは持ちつ持たれつだ。

 投石攻撃を凌いだ直後、再びワイバーンもどきが力を溜めているのが見えた。


〈GrrrrrAAAAAaaaaaaaaaaaaa!!〉


土よ、壁となれランド・ウォール―――高出力化ハイパードライブ3連トリプル!!」


 高所からの吶喊チャージ。隕石の如く襲い来る大質量を、コニー君が作り出した3枚の高い土壁が迎え撃つ。

 死神の鎌じみた右腕の一閃が激突して、粉砕。粉砕。粉砕―――そこへ、


「おおぉぉぉッ!!」


「はぁっ!!」


 カナタ君とジョシュア先輩が飛び込み、受け止める。

 渓谷の地面にクレーターが出来るほどの破壊力。カナタ君が途中で弾き飛ばされかけ、ジョシュア先輩も苦悶の表情を浮かべていたが……それでも、耐え抜いた。


〈Ga!? Aaaa―――〉


 そして。


「はぁ……、はぁ……。はぁ……っ、く」


「皆、平気か?」


「……ふぅ。助かりました、ジョシュアさん。しかし、今の防壁で魔力が」


「マナポットなら3つあるよ。セテラはどう?」


「あー、あんがと。私も結構ギリギリだわ。……、まぁ」


 ―――――30秒。

 やれることはやった。後はもう、信じるだけだ。


「……こっからは、主役交代ってことで!」




――――――――――――――――――――――――――――――




 黒い風が、渦巻いた。


〈Aaaa?〉


 目の前の矮小な人間たちに対する警戒度を一気に引き上げた一方で、魔竜はすぐに彼らから注意を外した。

 そうせざるを得なかった―――それほど異質で、強大な気配が迫っていたから。


「死の抱擁、生命の種子」


 ぼつ、と。

 篝火の台に、青紫色の光が灯った。そこは古代の儀式祭壇であり、かつては深く探求され、後に封じられた魔術の秘奥が眠っている。


「忘るるなかれ、おそれる勿れ」


 紫紺の炎の中心には、同色の髪を持つ魔女が立っている。

 サンザシ山査子の木材で作られ、先端に髑髏どくろ型の水晶が嵌め込まれた長杖ロッドを掲げ、ホルィースの地に集いし死霊たちを統べる葬列の主ワイルドハント


「死に罪は無し、死は罰に無し。―――されど我、此処に天地の境界あわいを覆さん」


 空間に浮かぶ篝火の数は増え続けているが、その場の気温はむしろ下がっていく一方だった。

 あるいは気温など変化しておらず、未だ死の国に招かれざる生者にとって、

冥府魔道より吹きつける黒南風くろはえは冷たすぎた。


「潤す果実、渇きの血、満たせし骨肉、裂き破る牙。廻り巡る息吹のあだよ」


 この地で生き、この地に眠り、そしてこの地に記憶された人々の魂が、一夜限りの夢幻となって具現する。

 すべては憎悪と怨嗟に曇っていた目を晴らし、在りし日の喜びを思い出させてくれた恩に報いるため。過去未来の境界に立ち、あるべき命の巡りを護る墓守の少女に、彼らは応える。


「―――虚ろに死せれど花を摘めオムニア・ヴァニタス・カルペ・ディエム……!!」


 命の奔流が炸裂した。

 浄化の蒼炎を纏う骸骨死者が無数に出現し、魔竜へと躍りかかっていく。


〈A、Aaaa……、……Ggyyyyaaaaaaaa!!〉


 魔竜は群がる死霊をその体躯と爪牙で引き裂き、打ち据え、薙ぎ払うが、いくら吹き飛ばそうとも彼らの進撃が終わることは無い。

 たとえ元が何の力も持たぬ民衆であったとしても、長年に渡る墓守の一族の葬送と祀りにより、彼らは精霊や下級の神性に匹敵する『英霊』と化している。霊魂の整調と修祓に秀でた墓守の死霊術ネクロマンシーは浄化の属性を伴い、使役する死霊たちに"魔なるもの"に対する特効性を与える。


〈Gaaaaaa……! Gyaaaaaa、Gyeaaaaaaaaaaaaa……!〉


 とはいえ、この魔竜とてまた強大なる怪物。あらゆる物理攻撃を受け止め、魔法すらも掻き消す神秘の外皮の防御力は健在だ。

 無尽蔵に湧き出る英霊の軍勢に押されてはいるものの、致命傷には至っていない。今はまだ。


〈Aaaaaaa、Ga、Aaaaaaaaaaa―――〉


「……はっ! はっ……。は、は……! はぁっ……!」


 そして墓守の少女、メロウ・タナップの魔力は無尽蔵ではない。

 召喚される英霊の数は無限でも、術式を維持できる時間は有限だ。


「―――メロウちゃん!!」


 だから、動く。

 魔竜の猛攻からメロウを防ぎ切り、然る後に息を整えた少年少女が。


「あまり猶予は無さそうだな。『燼滅エルプティオ』は略式で行く。カナタ、もう一度僕らで突っ込むぞ。いいね?」


「任してください! コニーたちも、援護よろしくなっ」


「フン。いいだろう、背中は僕が守ってやる。前だけ見て走れ―――火竜の息吹ドレイク・ファイア!!」


「うんっ! 旋風よエアリアル……吹き飛ばせブラスト!!」


「んで、もいっちょ瞬間強化ブーストだーッ!!」


 コニーが風魔法で増幅した火炎を解き放ち、魔竜の視界を奪った。続くノエルの突風魔法が、カナタとジョシュアの身体を高速で射出。同時に、セテラが強化魔法を重ね掛けする。

 たった1ヶ月ほどの、しかし濃厚な時間と修羅場を共にした仲間たちの連携だった。


「超燃焼術式、装填セット


「うおっ―――りゃああああぁぁぁぁぁぁ!!」


 濃紺の髪の若き剣士が、魔竜の頭上へと躍り出る。強化で身体能力を底上げし、突風の補助を受けてようやく到達できる限界高度。

 自由落下の重力加速度を乗せた渾身の一撃が、魔竜の額に吸い込まれた。


〈Gyyyyyyyy〉


「燼滅の魔剣よ、打ち砕け!!」


 刹那の後、わずかに怯んだ魔竜の右目へ、ジョシュアのサーベルが赤熱するわだちを刻み込んだ。

 一拍遅れて、その断面が真紅の輝きを放ち始め―――――。


〈AAAAAAAAAAAAAAAAAA!?〉


 フランバルト家秘伝の禁呪が、魔竜の顔面の右半分を爆砕する。

 これまで多少の手傷をものともしなかった魔竜が、絞り出すような苦痛の啼哭ていこくを響かせた。


「っ……! みんな! あと、もうちょっとだけ……力を、貸して!」


 墓守の少女が『サンザシの杖』を振り上げる。主の奮起に呼応し、英霊の軍勢が雄叫びを上げる。

 蒼い炎が逆巻き、魔竜の全長をも超える巨大なを作り出した。


〈G、Qyyyyyy……〉


「ぅ、り、やぁああぁぁぁー!!」


〈───Gyeaaaaa!〉


 闇より出でて闇を断つ死の刃が、魔竜のくびに届く。

 骨の鎌はと沈み込み、まっすぐにとおり抜けて―――少年少女たちにとってあまりに絶望的な脅威であった"飛竜もどき"は、黒い煙となって掻き消えた。

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