愁ひを知らぬ鳥のうた
もざどみれーる
愁ひを知らぬ鳥のうた
雛は鳴いてゐる
我が親の 人に
打つ人は
どうやら墜ちたものらしい
打たれる度に
親鳥はどこまでも翔ぼうとする
しかし我が子は
見捨てれば尚更永遠に翔べぬだらう
滑らかな
人は
恨みと云ふ
だから親鳥は翔ばぬ
たつた一羽の 子を守るために
雛は鳴いてゐる
我が親の 人に打たるるを見て哭いてゐる
愁ひを知らぬ鳥のうたを
いついつまでも鳴いてゐる……
愁ひを知らぬ鳥のうた もざどみれーる @moz_admirer
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