張裕2 揚州を守る
劉裕が戻ってきたところで、中書侍郎に。
それから
「
「司馬休之の副官に」。マジか。
「劉裕が司馬休之を倒そうと決起したら」
「張裕はそのことを知り」
小船に載って出奔。
途中で劉裕と合流、錄事參軍とされた。
司馬休之を追い払うと、
張裕はその相談役となった。
そこで引継ぎに関するもろもろをなし、
再び揚州に帰還。
劉裕が
やはり揚州府の業務を引き受けた。
どの辺りのタイミングだろうか。
劉裕即位頃かとは思われるが、
以前復興の足掛かりを築いた地、
張裕、そこで地元の人びとを慰撫し、
こうして広州
平穏を取り戻した。
だが、そんな張裕。病を得る。
そこで
劉道憐の副官とされた。
継母がこの頃亡くなったため、
喪に服す。喪が明けると、廷尉に。
その後尚書吏部郎に転じた。
高祖西伐劉毅,茂度居守,留州事悉委之。軍還,遷中書侍郎。出為司馬休之平西司馬、河南太守。高祖將討休之,茂度聞知,乘輕船逃下,逢高祖於中路,以為錄事參軍,太守如故。江陵平,驃騎將軍道憐為荊州,茂度仍為諮議參軍,太守如故。還為揚州別駕從事史。高祖北伐關洛,復任留州事。出為使持節、督廣交二州諸軍事、建武將軍、平越中郎將、廣州刺史。綏靜百越,嶺外安之。以疾求還,復為道憐司馬。丁繼母憂,服闋,除廷尉,轉尚書吏部郎。
高祖の西に劉毅を伐てるに、茂度は居守し、留まりて州事は悉く之に委ぬ。軍の還ずるに、中書侍郎に遷る。出でて司馬休之の平西司馬、河南太守と為る。高祖の將に休之を討たんとせるに、茂度は聞きて知り、輕船に乘りて逃げ下り、高祖に中路にて逢い、以て錄事參軍と為り、太守は故の如し。江陵の平ぐに、驃騎將軍の道憐の荊州と為りたれば、茂度は仍ち諮議參軍と為り、太守は故の如し。還じ揚州別駕從事史と為る。高祖の北に關洛を伐てるに、復た留まりて州事を任ぜらる。出でて使持節、督廣交二州諸軍事、建武將軍、平越中郎將、廣州刺史と為る。百越を綏靜し、嶺外は之に安んぜらる。疾を以て還ぜるを求め、復た道憐が司馬と為る。繼母の憂に丁し、服の闋くるに、廷尉に除せられ、尚書吏部郎に轉ず。
(宋書53-2_政事)
これだけ劉裕に近かった人が「唐突に司馬休之の副官に配される」とか劉裕さんお前おいちょっと待てよ案件だよな……司馬休之の奏上でもさすがにお前おい待てよって感じだったのか、
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884854958/episodes/1177354054884891699
「私の府の司馬・張裕が慌てて東に帰ってゆきました」って語ってる。司馬ですよ司馬……かなり内情洗った上での出奔だったことでしょう。そりゃ劉裕さんも舐めプするわ。まぁそれで痛い目にあってるんですけど。
ほんに司馬休之戦ころの劉裕は耄碌してたとしか思えませんですね。寝技をやろうとしてコケてる。
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