第3話
はぁー、と
いつもは、ずっとふたりでいられるお
✿✿✿✿✿
シロ様は
あと、ぼくにはもうひとつ、
『よそもの』のぼくは、「けがらわしい」んだって。鬼の国の
でも、クレナイ様だけは、「むしろあの
あっ、えと、コガネ様っていうのは――……。
✿✿✿✿✿
「じゃあ、お
「コガネ様!」
このひとが、コガネ様。鬼の国
「あら、クロちゃん! あったかいお
「ありがと、です。……ちょっとでも、シロ様の
「そうねぇ、やっぱり
「よかった……、いや、えと、シロ様がほんの
「――
「えっ、そんな……」
「あーあ、アタシもこんな
たくましいからだをぎゅうう、とその
オスの鬼もメスの鬼もみんな、コガネ様のいないところで、そんなコガネ様のことを「みっともない」って『わらう』。ぼくはそれが
✿✿✿✿✿
そのまま5
「あらやだ、アタシったらまたやっちゃったわ。ごめんねぇ、クロちゃん。こーんなムキムキしたおっさんの
「そんな……!!」
ぼくは、とっさに
「むきむきとか、
「……!」
コガネ様は
「あーん、なんてカワイイの!
「そっ、それは
ぼくをがしっと
「そんなカワイイ
「……?? これはなに、ですか?」
コガネ様は、すぐ
「
「あ、あはは……?」
ぼくは
「
おずおずしながら
「『オトメ』ってね、
「……え」
ぼくは
「ち、
「アタシは
ぼくは
✿✿✿✿✿
シロ様に
ぷるぷると
「……あれ、もしかして……?」
ぼくはその
✿✿✿✿✿
「――ん……」
「ご、ごめんね。シロ様。そっとしたつもりだったんだけれど……」
シロ様のおでこの
「……クロ……?
シロ様は、まだちょっとぼんやりしているのか、
「
「『
ぼくの
「……って、クロ!? びしょ
「あっ、うん。
「そ、それは
「うん! ぼくのばい
ぼくは
「〜〜っ!!!?!!?」
シロ様は、
「シロ様?」
「……すみません、クロ。ちょっといいですか」
つぅっと
「シシシ、シロ様!!? どうしたの!?」
「ありがたすぎて……」
「ありがたい?!?」
「いえ、こちらの
……? よくわからないけれど、シロ様、
「シロ様……」
お
「もう、『
「……――」
シロ様は、せきを
その
「……クロ。そうまでして、私の
「でも、その
「
「シロ様、
ぼくは、シロ様が
「えと、すぐ
「クロ!」
「?」
「……ありがとう」
シロ様がへにゃっと、
「……うん! これからはもっともっと、ずっと
ぼくはシロ様の胸に
✿✿✿✿✿
【おまけ】
「
「はいはい、エラいな。ほんとエラいから
【終】
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