第3話 エリック・リット
エリック・リットは転生者である。
転生の記憶は学生時代に覚醒した、転生者のたしなみとして「ステータス!」と言いそうになり、自己鑑定書が有ることを思い出したのは黒色歴史である。
この世界は自己鑑定書がある。此れは平民でも所持している、と言うか利き手の甲から誰でも出せる。
件の自己鑑定書における記載事項は自己氏名、年齢、加護、スキル、レベルである。
例えば、平凡な農民トーマスの自己鑑定書は
氏名 トーマス
年齢 20才
スキル 農耕
レベル 1
こんな感じである、レベルに関しては魔獣との戦闘が無い平民は1である辺境の平民は戦闘をするので大体5が平均値ではないだろうか?
加護は大抵神官職の者が持っているし、スキルは仕事をしていれば生えて来る認識である。
自己鑑定書は他人にも見せる事が出来るが大抵は氏名、年齢、レベルを見せるだけである、スキルは大抵確認しない、これが普通である。
それでは自分の自己鑑定書を見よう
氏名 エリック・リット
種族 ナイトメア
職業
年齢 16才
スキル
レベル 1
はい訳が分かりません、S・Wの種族と職業が有るけどナイトメアってこの世界居ないよね?会った事が無いだけかも知れないけど、小人族、エルフ、ドワーフ、獣人は確認していたけどタビットが居るの?ウサギ獣人のお姉さんは見たこと有るけど、リドラルケンも会った事が無いだけ?職業もS・W仕様?レベル書いて無いしこの世界人型種族Maxレベルは15?18?なの?スキルもヤバいモノがゴロゴロ有るけどレベル1でチートです?
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