8th:生と死を司る者

限前:お前さん、身体が透けてるように見えるんだが………気のせいか?


ヨアヒム:ほぅ?随分お疲れの様ですね……目の下にクマが出来てますぞ。


限前:………………あ、そういや当直明けで3徹目だった。すまん、休ませてもらう………


(背後を振り返った拍子に、足がもつれて転んでしまった。そのまま起き上がらないと思ったら寝落ちてしまっているようだ)


ヨアヒム:(亡くなってはいないようですが……体調が優れない故に、"此方側"に足を踏み入れそうになっておられるのでしょうね……)


(ヨアヒムは限前を抱えると手近な部屋を訪れる)


失礼、この方を寝かせる場所を……


キモナシ:あ。零………寝落ちたの?ゴメンね、ありがとう。


ヨアヒム:その方、体調が優れないようですね。私の姿が……透けてるように見えたそうです。


キモナシ:………!そっか。確かめておくよ、助かったよ…ヨアヒム君。

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