第7話

「親友…を」


「それと私たちの中で銀髪の赤い目をした鬼は数が少ない。いわゆる特異体質アルビノと呼ばれ私と女王はそれに当たります。」



「なるほどな、養子に迎えたのも情けだけじゃないのか」



「私が襲われたのも特徴がよく似ていたからだと思いますし、何よりしばらくの間女王は姿を消すことでしょう」



「ふむ…じゃあ女王が大けがを負っているという情報は彼女を隠すための隠蔽」


「もしくは、黒幕による婚約への妨害と思われます」


「ティナはおおよそ黒幕の見当はつくのか?」



「そうですね。影に扮しておびき出されたとはいえその辺はクロードが探っているでしょう」



「クロードってお前の使用人か?」



「女王の使用人です。外野が彼に命令しようと女王の命令でなければ動きません」







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