吸血鬼の館からの救出
第1話
「…落ち着いたか?」
私は得体の知れない屋敷に閉じ込められ知らない人間に助けられ今は彼らの離れに連れてこられた
「…どうしてあんなところ居たんだ?」
「えっと…覚えてないです」
「そっか、それじゃあ聞きようがないな、何なら一緒に帰るか?」
「ユノ王子!こんな少女の事信用しすぎじゃありませんか?縁談話もあるというのに」
「ユノ…王子?」
この男が私の婚約者なのか…?
「だってさー父上が持ってきた縁談相手方の不都合でなしにならないの?」
親が決めた婚約話だ王子が気が乗らないのは当然のことで
「陛下の意向を無視するわけにはいきませんよ」
「しかしな、相手方がいないんじゃ中止するほかないんじゃね」
今は女王を取り繕わなくていいそう思い安心していたのに
「なりません!大体、銀髪で目が赤い鬼なんて鬼族の中では異質な…」
「な、何ですか!?」
「ねえ君婚約者の代役にならない?」
「は!?」
「ユノ王子流石にダメですよ…陛下はアナスタシア様とお会いしたことがあるんですよ…」
「けどこれじゃ父上のメンツ丸つぶれじゃない」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます