第5話 あやの
中央心木学校
例によって例のごとく、防犯対策として携帯を隠してもってくる事になった三座ちゃん。
目に見えるところからは、どこに隠してるのか分からないけど。ランドセルや手提げに入れっぱなしって事はないと思う。
一体どこに持ち歩いてるんだろうな、って思いながら授業を受けていると、出禁にされた友達がよってきた。
???「みーさーちゃーん。あーそびーましょー」
三座「お断りしますわ」
???「三座ちゃんひどい!」
明るい笑顔で声をかけてきたその子の名前はあやの。
僕達と同じクラスの生徒なんだ。
あやの「梓さんや、考子くんとは仲良くしてるのに、お姉さんとは仲良くしてくれないの? あらやだこの子ったら。お姉さんないちゃう」
はぁーとため息をついた三座ちゃんは、無視できないと思ったみたい。
三座「何が「お姉さん泣いちゃう」ですの。あやののせいで大変だったんですわよ」
あやの「てへっ」
はにかみながら舌を出すあやのちゃんに、反省の態度は見えない。
三座「まあ、いいですわ。それより聞きたいことがありますの」
あやの「うん、どうちたの? どうちまちたかー?」
三座「……」
考子「み、三座ちゃんおさえて」
あやのちゃんの悪ふざけに、三座ちゃんの方が震え始めたので、やむなくとりなす事に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます