第11話 ベビーサークル

「そうだなあ、ベビーサークルが欲しいかな。」

母が誕生日プレゼントは何がいいかと電話で聞いてきたので、素直に答えた。

結構値が張ることも知っている。デザインもいろいろあるし、サイズもピンキリだ。

「わかった。じゃあ送るねー。」

1週間後、ベビーサークルが届いた。チャコールグレーのシックなデザインだ。結構高かったかもしれない。相変わらず母は良いチョイスをする。


さて、これで僕の家のベビーサークルは6個目になった。ソフトな檻マニアの僕にとっては、宝物に等しい。


来年もまたベビーサークルを贈ってもらおう。

それまでに7人目を調達しなければ。


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