第2話 お願いします、一人にしないで(続)

私は彩音とどんな事をして遊ぶのかを考えていると彩音が

私に声をかけてくる。


「奏、そろそろ帰るね」


「えっ、どうして……」


「奏と居てもつまらないからね」


「そんな事言わないで一緒に居てよ」


「ごめんね、帰るね」


彩音は椅子から立ち上がると本当に帰ろうとしている。


それを見ている私は何も出来ないままでいた………………。


このままだと本当に彩音が帰っちゃうじゃない、どうすればいいのよ、誰か教えてよ。


そんな事を頭の中で考えていると私はその場で倒れてしまった。


しばらくして私は目が覚めると、辺りを見回して彩音の姿がない事に気づいた。


彩音は帰るって言ってたし、きっと帰ったんでしょうね。


私が落ち込んでいると誰かが私に声をかけてくる。


「奏、どうしたの?」


私は声がする方に振り向くとそこには彩音が居た。


「どうしたのって……彩音は帰ったんじゃないの?」


「あのね、奏が倒れたのに帰るわけないでしょ」


「ごめんなさい、彩音が帰るって言って色々と考えていたら、

パニックになって倒れちゃったの、ごめんなさい」


「ううん、気にしないで」


「彩音、私を一人にしないで」


私はソファーで寝てましたが起き上がって立ち上がると彩音の所まで歩いて

彩音に抱きつきました。


「どうしたの? 奏」


「彩音……何処にも行かないで……一人にしないで……大好きなの……」


「もうしょうがない子ね、私の事がそんなに大好きなら恋人になる?」


「なる、なる、恋人になるよ」


「私も奏の事は大好きなの、だから恋人になれて嬉しいな」


「私も嬉しいよ、彩音」


私と彩音は口付けをしている。


まるでお互いの事を確かめるために口付けをしている。


口付けをしていると彩音が奏の口の中に舌を入れてきて奏も

それに応えるかのように舌を絡ませている。


お互いに舌を絡ませて口付けをしていると奏と彩音は蕩けていて

今にも何かが起こりそうな感じがする。


しばらく濃厚な口付けが続くと二人の口付けは終わった。


「奏、愛しているの」


「彩音、私も愛しているの」


これは大好きという感情より愛という感情の方が強く見える。


二人は大好きを超えて愛し合っているという事になるのでしょうか。


「彩音、デートしたいね」


「そうだね、奏」


私は彩音とデートをするために何処に行きたいのかを考える事にしている。


彩音とのデート先を何処にしようか考えていると彩音が私に声をかけてくるのだった。


「奏、一人で考えないで一緒に考えようよ」


「そ、そうだね、恋人だもんね」


「私と奏は恋人」


「うん」


私と彩音で何処にデートにいくかを一緒に考える事にした。

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