第114話モヤモヤするんです!
え、あれは誰だ?
見たところ同じ学校ではないな。
制服も違うし。
でもなんか話かけにくいな
それもなんだか見た限り親しそうにしてるし
うーんなんだかモヤモヤする。
なんでだ?
俺は声をかけるのを止めて足立さんに気付かれない様にそのまま登校した。
別に普通にしていればいいが何故か避けてしまった。
本当になんでだ?
・・・・・・・・・・・・・・
ホームルームも終えて一時限が始まっても
モヤモヤは晴れず授業に集中出来ないでいた
もういっそのこと足立さんにあの男子が誰か聞いてみるか?
いや、でもプライベートの事を聞くのは良くないか。
あー気になる!
はぁーもう人生のすべてのため息を吐いたんじゃないかと思うぐらいだ。
あれ?そういえばなんで俺は足立さんが
他の男子と仲良くしてるのを見てこんな
気持ちになるんだ?
わからない。
もしかして俺は足立さんの事が好きなのか?
いや、確かに今の現象で二人しかいない中
頑張ってきた。
それに足立さんと二人だけの秘密という
アドバンテージがあるがまぁ『松本花菜』が現れて三人になったけど、今起きている現象のせいで足立さんをそういった目で見ていない、というかそんな暇がない恋愛というよりどちらかと言えば仲間意識の方が強いし。
たぶん
でも、だとしたらこのモヤモヤはなんなんだ?
うーん、わかりませんね。
そうやって授業に集中出来ないまま
気がつけば昼休みになっていた。
よし!このモヤモヤを消すために足立さんを
昼飯に誘って何時もあの大きな木の所で
あの男子生徒について聞いてみるか!
でもプライベートの事だから
余りストレートに言わずにさりげなく聞いてみよう。
そうと決まれば、足立さんを昼飯に誘わなければ!
教室を見渡して足立さんがいるか確認するが
すでに足立さんは居なかった。
マジですか
うーん何処に行ったんだろう?
探してみるか?
でもなんだかストーカーみたいだな。
はぁー今回は諦めよう。
取り敢えずあの大きな木の所でご飯でも
食べるか。
そういえば最近友達とご飯食べてないな。
そんな事を思いながら俺は何時もの場所に
向かった。
ふぅー相変わらずここはなんだか落ち着くな
さてと早速ご飯でも食べますかね。
ここから教室って結構距離があるから
余り長居は出来ないからな。
そうしてご飯を食べようとしたとき
「あれ?○○君?」
後ろを振り向くとそこには俺が会おうとしていた足立さんが立っていた。
なんかデジャブを感じる。
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