第113話新キャラ現れる?


『桜井暖人』文武両道、人当たりよし、コミュ力有り、そしてイケメンである。

まるで主人公の様な奴だ。

というかこの世界に置いて彼は主人公だ。

そんな、主人公様がなぜ一介のモブの俺に

声をかけるのか、謎である。

まぁ一緒にご飯食べたり、遊園地に行ったりしてるから一応友達?になるのか?

たぶん向こうはそう思っているんだろうなぁ

でもなぁ事情をしている俺からしたら

なんだか複雑なんだよな。

そんな事を思っていると『桜井暖人』から

声をかけられた。


「それにしても今日は早いんだな」


それ二回目ですよ?


「あ、あぁなんだか今日は早く目が覚めてな」

「家に居てもしょうがないから早く登校しようと思っただけだ」


「ふーん」


ふーんってお前から聞いといて。


「そういう桜井も早いな」


「あぁ俺は今日、日直だから早くきたんだよ」


ん?あれ?確か日直は『姫野あかり』だったと思うんだけど


「確か日直は姫野じゃなかったか?」


「ん?なに言ってるんだよ」

「日直は二人でするだろ?」


あれ?そうだったけ?

可笑しいな、俺の記憶が正しければ日直の係は一人だったと思うんだけど。


「あはは、ちょっと寝ぼけてたみたい」

「昨日は余り寝れなかったからな」


「そっか、まぁあんまり夜更かしはするなよ」


お前は母親かよ


「それにしても今日の日直、姫野と一緒か」


「ん?知らなかったのか」


それになんか深みがある言い方だな


「あぁ○○から聞いて初めて知ったよ」


「ふーんまぁお前たち仲良いから良かったじゃん」



「はぁ!?別にそんなに仲良くねぇよ!」


「そ、そうか?遊園地とか行ってたから」


「べ、あれは偶々であって」


うん、なんかツンデレだな

普通の男がやってもなんかキモいな

まぁコイツはイケメンのリア充だからなぁ。


「わ、わかったよ」

「それより早く学校に行かないと行けないんじゃないのか?」


俺からふっといてなんだが話題を逸らそう。


「あ、やべぇ!」

「すまん俺は先に行くよ!」


そう言って『桜井暖人』は走って学校の方に

向かって行った。

はぁーなんだか更に疲れたな。

あー学校休みたいなぁ

でも行かないと下手したら留年かもだし

仕方ない俺も学校に行くとしますか。

そうして俺も学校へ向かった。


学校に行く途中もうすでに同じ学校の奴が

チラホラと見える。

ん?あの後ろ姿は足立さんか?

良かった風邪はもう治ったみたいだな

せっかくだし話かけるか。


「おーい足立さ」


俺は声をかけようとした時、知らない男子

が足立さんと二人で歩いているのが見えた。

え?誰だ?


なんだか嫌な予感がする。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る