第104話現実で曲がり角でぶつかる事はほとんどない


あの後、母の何時ものノリを軽くスルーしながらご飯を食べてお風呂に入り今やっと自室のベッドに横になっている。

つーか何でご飯の時はあーんはしてくるし

お風呂に入ろうとすると何故持っているか知らないがスクール水着でお風呂に突貫してくるしで余計に疲れた。

別に母の事は嫌いではない、寧ろ好きだ

何せ家族だからなそれに俺の事を大事にしてくれてるのはわかる、わかるけれども

でもいくらなんでもあれは流石にあれはキツイ、しかもこの年では尚更だ。

あー外でも家でもゆっくりとした時間が少なくて、ろくに休めないぞ。

あ、気付けばもう10時か今から足立さんに

電話するのは迷惑か?

うーむそういうのに疎いからわからないな。

ここはメールで軽く説明して次に会った時に

詳しく話すとしますか。

それにしても今日もまた疲れたな

また新たな厄介事も増えたし

だが見方を変えれば少しずつ本当に少しずつではあるが前進している気がする。

いや前進していると信じたい、マジで。

そんな事を考えていたら睡魔が

明日に備えてそろそろ寝るか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


あーよく寝たよく寝た

やっぱり人間の三大欲求の一つの睡眠は

やっぱり大事だね。

さてと学校に行く準備でもしますか。

そう思い時計を見てみると時計の針は8時半になっていた。

うん?8時半?

遅刻じゃねぇーか!

またこのパターンかよ!

つーかどんだけ俺は熟睡してたんだよ!

こういう時に限って我が母は起こしに来ない

いや、まぁ高校生にもなったら自分で起きないといけないのはわかるが!

って考え事をしてる暇はない

畜生、朝飯を食べている時間がない

ともかく急いで学校に行かないとな

俺は急いで支度をして家から飛び出した。


くそ!もう一時限は始まってる頃か?

とにかく全力ダッシュだ!

そうやって走ってちょうど曲がり角で曲がった所で人とぶつかってしまった。

やべぇ急いでたから回りをよく見てなかった

取り敢えず声をかけないと。


「す、すいません大丈夫ですか?」


「い、いえ大丈夫です、私の方こそすいませんでした」


「なら、よかった?」


うん?あれ?よく相手を見てみると


「あれ?松本さん?」


「あ、○○君?」


そこには今どうやって交流するか考えている人物『松本花菜』がそこにいた。

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