第101話新たなる真実は時に人を
「あ、あの○○君?」
あれだけ散々探してたのにまさか向こうから
来るとは!
ヤバい、いきなりな出来事で頭が上手く回らない
つーか何でここに『松本花菜』が居るんだ?
とにかく返事を返さなくては。
「えーと松本さん、どうしたこんな所に?」
「その、あかりちゃんの事で話があるの」
あかりちゃん?あぁ『姫野あかり』の事か
話し?なんの事だ?
「何で俺に声を?」
そう、何で俺に話が?
確かに遊びには行っていたがそれだけの関係だ。
いえば友達の友達だろ
『桜井暖人』と『姫野あかり』と最近交流があるとはいえそこまで仲良くないと思う。
振り出しに戻るがそんな俺になんの話だ?
「そ、そのちょっと付き合ってくれないかな?」
いやいや尚更何で俺なんだよ
しかも、そんな言い方だと勘違いしちゃうだろ。
「まぁ話を聞くぐらいならいいけど」
俺も、ちょうど『松本花菜』に聞きたい事があるしな。
「本当!ありがとう!」
「それじゃ少し落ち着ける場所行こうか」
「余り他の人にも聞かれたくないの」
人に聞かれたくないって事は結構、深刻な
問題なのか?
「○○君はどこがいい?」
落ち着けるねぇ
うーむどこがいいものかねー
ん?そういえばうってつけの場所があるじゃない。
そうと決まれば。
「松本さんいい場所があるんだけどそこでいい?」
「うん!」
うーん一応俺も男なんだけどなぁ
いまいちまだ『松本花菜』のキャラが掴めないな。
そうやってホイホイ着いてきていいものかね?
なんだが少し将来が心配になっちゃよマジで
なんか話がズレて来てる気がするがともかく
そんな俺達が向かったのは何時もお世話になっている校舎裏へと足を運んだ。
閑話休題
「へぇー良いところだね」
「あぁここは滅多に人は来ないし二人で話すには最適だよ」
「確かにね」
さてと早速話を聞きますか。
「それで話って?」
さてさて何が出てくるやら最近は色々ありすぎてもう感覚が麻痺してきたからちょっとやそっとの事では驚かないぞ。
「うん、こんな話、正直信じられないと思うけど最後まで聞いてほしいの」
どうやらふざけている様じゃないな
目が真剣だ。
俺も覚悟を決めて話を聞かないとな。
「わかった最後まで聞くよ」
「ありがとう、私の話を聞いてくれて」
「実は私はね」
この世界に本来は存在しない人間なの
・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ?」
はぁ?いや、はぁ?
余りにも斜め上の話で素で変な声が出て来てしまった。
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