第100話『松本花菜』


対にきました、昼休み!

全然いい案が浮かばないまま昼休みになっちゃたよ。

マジでどうしよう

こうなったら小細工なしで行くしかないか?

と、取り敢えず『松本花菜』の所に行くか。

確か彼女は『姫野あかり』と仲がよかったから『姫野あかり』とご飯を食べている可能性が高いな。

クラスを見た感じ『姫野あかり』はいないみたいだから、別の場所にいるはずだな。

しかしどこにいるのやら。

まぁ昼休みも始まったばかりだしなんとかなるでしょ

でもそこに『松本花菜』がいるとは限らないしな。

まぁ最悪、今日が駄目でも明日頑張ればいいか

取り敢えず探しに行きますかね。

そういって俺は席を立って『松本花菜』の

所へと向かった。


閑話休題


い、いねぇ結構探したつもりだけど全然

いない!

色々回り屋上なども虱潰しに探したが居なかった。

気付けばもう昼休みも終わる頃

うーむ、こうなったら放課後まで待つか

それでも駄目だったら明日にしますかね。

とにかく自分の教室に戻るとしますか

そう思い教室に戻る為屋上のドアを開けて

足を向けた時、階段を降りて行くと下の方からなにやら話し声が聞こえてきた。

ふと、誰だ?と思い聞き耳でも立てようかと

思ったがそれは流石に無粋と思い、話し声の

反対方向から行くことにした。


「それでね……よね」


「なる……わかったよ」


「うん、ありが……今度あかりちゃんに伝え……」


「あぁ……」


ん?どっかで聞いた声とどっかで聞いた名前が聞こえてきたぞ?

誰だ?

少し疑問に思い、そっと物陰から覗いてみるとそこには俺が探していた『松本花菜』と

『桜井暖人』が話していた。

残念な事に会話はよく聞き取れないが

何でこの二人が?

あの二人ってそんなに仲良かったっけ?

あぁでも二人とも『姫野あかり』と知り合いだからか。

何故だと思っていると気が付けば

二人の姿はなかった。

うーん、しかしなに話していたんだろう?

また変なトラブルはごめんだぜ

本当にいやマジで。

おっともうそろそろ昼休みが終わるな

俺も速く教室に行くとするか。


そして迎えなくてもいいけど話が進まないので放課後に。

あぁー帰宅部エースの俺が何故にこんなに

探偵見たいな事をしなければいけないんだよ

つーかこれってストーカーじゃね?


・・・・・・・・・・・・・


いやいやいやいやこれはそんなんじゃないからね!

ただもしもなにかしら異変が起きた時の為だから!


うん誰に弁明してるのやら

取り敢えずポジティブにいこう!

よし!そうと決まれば速く『松本花菜』と

接触するか。

そう思い席を立ち教室のドアを開けると


「あ、あの○○君?」


居たよご本人が



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