ありふれない恋の物語

第98話探偵と書いてストーカーと読む

昨日、足立さんと話をして『松本花菜』に

ついて調べていくことになったはいいが

どうやって調べたらいいものか。

というか、まず何を調べるべきか

あー考えすぎて頭が破裂しそうだよ

チクショウ！

幸い今日は休みだ、ゆっくり考えてみますか

しかし考えても情報が少ないからなぁ

他の人に『松本花菜』について聞いてみるしかないか。

うーんでも、他の人に聞くのはなんか

恥ずかしいな。

つーかよくよく考えてみたら行動が

ストーカーじゃね？

・・・・・・・・・・・・・・

いやいやいやこれは今起きている現象について知るには仕方ない事だ。

決してストーカーなのではない！

でも回りからみたらストーカーだよなぁ

いや！違う！

俺！ポジティブに考えるんだ！

そう！ただ相手の事を聞くみたいに聞けば

いい話じゃないか！

あれ？あんまり変わらない様な

いかん、考えすぎて思考が変な方向になってる。

うん！気にしたら負けだな！

とにかく情報収集だ。

しかしどうやって接触したらいいものか

一応一緒に遊んだ中だから変に気負わず

普通に話しかけていいだろう。

だが何を話せばいいんだ？

いきなり今起きている現象の事を話しても

もし『松本花菜』が本当になにも知らなかったら、ただの痛い人で終わるな

それは嫌だな。

でも彼女は『小倉優依』の事を覚えていたからなぁ

そもそもなんで覚えていたんだろうか？

わからん！

完璧にイレギュラーだよな

ん？そういえば『小倉優依』も俺達の知らない事を色々と知っていたな。

ならば『松本花菜』も同じ様な存在なのか？

それにしても違和感があるんだよな

うーん情報が少なすぎるよマジで。

まるで装備も無しに魔王に挑む様なものだろ

なんか違う気がするが、それぐらい無理ゲー

だって事だよな。

あ！確か『松本花菜』は『姫野あかり』と

友達だったな。

ならその線で探りをいれてみるか。

あれ？そういえばなんで『松本花菜』は

覚えていたのに『姫野あかり』は覚えてないんだ？

メインヒロインだから？

いや、そんな理由じゃないだろ

流石に

まぁこの問題は後々考えていくとして

取り敢えずの優先順位は『松本花菜』だな。

彼女の立ち位置を確認しないとな。

まぁ此方には一緒に遊んだというアドバンテージがあるからそこから話をしていこう。

よし！当面はそういう方向でいくとして

後はいつも通りあの悪寒に気をつけていくか

あー今さらだけどもなんで俺が選ばれたのかねぇ。

いや、選ばれたのではなく只の偶然か？

まぁどっちにしろこれからの事を考えると

胃がもたんぞ、これは本気と書いてマジ

えーと胃薬、胃薬っと

お前だけだよ、俺の味方は

名前つけてあげようかなぁ

はぁー俺疲れてるのかな

それは疲れるよな。

よし！気持ちを切り替えて明日、学校で

『松本花菜』と接触しよう！

胃がキリキリする！