第17話シリアスとシリアルは紙一重
『あはははは!!』
『うっわ!こいつ泣いてるぜ!』
『本当に気持ちわる~い』
うるさい
『なんだっけ!好きです!付き合ってください!』
『マジうけるw』
話しかけるな
『なに?少し優しくしたら勘違いさせちゃった?』
『ゴメンネ』
黙れ!!!!
はっとそこで眼が覚める、なんて悪夢だ。
汗が服にベタつく。
朝から気分は最悪である。
正直、学校には行きたくない、取り敢えず汗でベタついた体をシャワーで洗い流そう。
昨日事もありそして朝の悪夢
しかし今日は足立さんと会わなければならない。
気が重くなるが学校に行くしかないだろう。
しかし気になる事が一つあるそれはあの悪夢の事だ。
夢とは自分が体験した事、願望などを見せる
だが俺には女子達を中心に苛めを受けた記憶などない。
ならなんだ?
前世の記憶?
それか本当にただの悪夢?
食べながら気になるが今は今日の事について考えようと頭の片隅に追いやった。
そしてシャワーから出て支度をした俺はママンの愛情たっぷりな朝食をいただいた。
そして家から出て今日の事について改めて考える。
流石に今日はそっけないメールではあったが了解という事なので足立さんは登校して来るだろう。
後はこの前と同じ場所で話そうということなのでそこで昨日事を話してみよう、まぁ何が分かるか分からないがある意味この奇妙な現象の事で新たな事がわかったかもなので二人で話すか。
そういえばふと疑問に思ったが何故足立さんは最初のコンタクトの時に屋上ではなく
旧校舎の裏を指定したのだろう?
確かに旧校舎の方が人はよりつかないが別に屋上でも良かった様な気がする。
でも昨日の様な告白イベントに遭遇しては
話も出来ないのでよかったのかと考えながら昨日より重い足を運んだ。
そして教室に到着をして足立さんの席を
見ると足立さんがいるのを確認して
安堵する。
取り敢えずは第一関門突破って所かな
と思いながら自分の席に座る。
すると
「おはよー!」
と元気な声が聞こえたのでそちらに目をやると『姫野あかり』が元気よく挨拶をしていた
そして友達の元へ迎っていった。
それにしてもまだ2、3日しか経ってないのにもうこのクラスにとけ込んでいる
なんというコミュニティ能力
これがリア充か!!
なんて事考えながら放課後まで待つことに
した。
閑話休題
そして放課後に
この前の様な足立さんをストーキングするような事はせずに旧校舎に迎える、どうやら
足立さんは先に行っているようだ。
最近付き合いが悪いぞという友達に申し訳ない気持ちになりながら旧校舎に迎う。
そして旧校舎の裏のあの場違いな大きな木に
目をやるとこの前と同じように足立さんが
ただすんでいた。
そして足立さんに話しかける。
「足立さん」
その声に気が付くとこちらへ目をむけて
「○○君こんにちは」
「それじゃあ昨日の事教えて?」
そして俺は昨日事を話し始めた。
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