第10話 絶望感は凹みの極み

 女に「こいつはいろんな意味でスゴイ!」と言わせてみたいと思うゆうたろう。内に秘めたるパワーが生物的に男が大きい。そのパワーを外にどう表現するかだ。女は男よりも感情的であり、感情の触角が鋭い。お笑いが良いたとえである。笑うという感情をライブで見る。そして、笑いを共感する。男はなぜ笑うのか分析をする。女は笑いたいから笑う。そこには感覚的、本能的な違いがある。または、女は男の情けないところを上手にフォローしてくれる。飲み屋がそうだ。憂さ晴らしで仕事の愚痴なりを聞いて、それなりの言葉や機転を利かしたことを考える。そして、気を取り直して仕事へと行くわけで。

 だから、男はいつも心に「いまにみてろよ」と闘志に燃える感情を忘れてはいけない。その感情は女性に刺激を与える。そして、魅力のある男として見られるであろう。顔や容姿は度外視で、その心意気に尊敬が出る。結果が出ても出なくても執念で成し続けることが魅力ある人間になる。

 冷静さも感情の1つだが、冷静さだけで人生が終わることはない。それは機械だ。人間は機械ではない。動物である。人との関わりがあって成立する。だから、生きるという問題に感情は大きな意味を持っている。事を為しても為さなくても、一人間のゆうたろうが「やってやる」と命を燃やし続ける思いを持ってくれ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ふわふわとした絶望感 パパシモン @papashimon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ