第247話 拘束&ケモナー

 ども。

 新巻へもんです。


 内閣府さんがやらかしたみたいですね(ゲス顔)。なんでも、賃上げアイデアのコンテストを内閣府の中でやっていたようです。それで優勝したのが「残業をゼロにして、その分は個人事業主として受託すれば企業の負担も減り、労働者の手取りも増えて皆ハッピー」というやつでした。というわけで悪口を言いますよ(ウッキウキ)。


 その残業相当の作業は偽装請負じゃないのかとかツッコミどころが多いんですよね。個人事業主としての稼ぎに所得税がかかっていないとか、消費税を失念しているというのも致命的です。それとも税制改正するのかな。受賞者が大臣と記念撮影をしたりしているのが内閣府のウェブサイトに出ていていて実にほのぼのとしているのはいいんですけど、まあ、キツい。受賞者は氏名も公表されているんですけど大丈夫でしょうか。


 まあ、もともと新巻はこういう社内でアイデアを募るというものに懐疑的です(第82話参照)。現代社会は制度が複雑化しているので素人の思い付きなんてクソの役にも立たないんですよ。内閣府で働く公務員は副業禁止なので、雑所得に税金がかかるという肌感覚もないでしょうから、知らないものは知らない。提案者は20年民間で働いていたようですが、副業はしてなかったんでしょう。


 きっとね、上司に応募しろって発破かけられて一生懸命考えたんだとは思いますよ。サラリーマンを搾取しようとかは考えていないはず。本人も予算をかけずにできることを考えたってコメントしているし。でもねえ、これが優勝って審査者は何を考えていたんでしょうね。


 まあ、1点大事な示唆は含んでいます。サラリーマンって稼げば稼ぐほど、税金と社会保障費が増えて手取りが増える実感ってないと思います。ただ、それでも、国保より社保の方が掛け金は低い。でね、給与ではない雑所得には社会保険料はかからないんですよ。


 つまり、サラリーマンしつつ印税で小遣いを稼ぐというのは実に理にかなっています。本1冊出ても凄く稼げる時代じゃないけれど、同じ額を残業で稼ぐよりは手元に残るお金は大きい。ということで、大変助かっております。つきましては、そろそろ次の書籍化をよろしく……。


 さて、第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテストが明日から始まりますね。このコンテストも3回目です。新巻は第2回は中間選考を抜けたんですが受賞はならず。それで、もう参加するのはやめるかと思ってたんですよ。字数として2万字までの短編なので尖ったシチュエーションじゃないとだめなんだろなあという印象を受けていたので。


 ほら、新巻って割とごく普通のありがちなシチュエーションで話を作っているじゃないですか。性癖もどノーマルだし。でも、なんか思いついたんで参加することにしました。なんとなくモノローグだけで話を展開するコツのようなものはつかめた気がします。


 肝心の中身なのですが、刺さる奴にだけ刺さればいいという、かなりニッチなところを狙っています。第2回は、のじゃロリだったのでもっと攻めました。拘束&ケモナーとか誰得なんでしょうかね。読んだ方の性癖が歪んだら幸いです。


 13日から土、日の17:00に公開予定。全5話です。よろしくお願いします。


 ではでは。

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