第237話 同題異話・四月号

 ども。

 新巻へもんです。


 1年近く何かしらの中長編を公開し続けてきましたが、『花の検非違使三人衆と禁裏衛士』の更新が中断となり、連載作品がなくなりました。とか言いつつ、予定では来週からドラゴンノベルス向けの中編の連載を始めるんですけどね。1万字ほど書いて放り出していた作品に書き足して供養しようと思います。


 記憶があいまいなんですが、5年間ぐらい塩漬けにしていたものです。SF×ファンタジーというお題が出たので引っ張り出して改稿しさらにかなりのボリュームを書き足しました。剣と魔法の世界にパワードスーツがあれば大活躍だろという安直な発想で書いています。しかも途中でテイストががらりと変わるという……。


 さて、新しい月になりまして、夢月七海さまが同題異話の自主企画を始められました。同じタイトルで競作しようというものです。前にも書きましたが、この企画で随分と筆力が鍛えられた面もありますし、創作を辞めずに続けてくる原動力にもなった新巻にとっての恩人とも言えるイベントです。


 今月のお題は「真新しい靴がステップ」でした。拙作は公開してありますので、そちらを先にお読み頂ければ幸いです。


 では、例によってネタバレしていきましょう。自主企画のページに「新しい」ではなく「真新しい」ということの注意喚起がありました。ここにアクセントがあるということですね。ただ新しいだけじゃなくて、そのことが大事な意味を持っている必要がありそうです。


 そしてキーアイテムは靴。くつぅ? ま、ここは一旦脇に置いておきましょう。それで最後がステップとなっています。文字通り踏み段でもいいですし、新しく何かを始めた第1歩ということも良さそうです。ダンスの足さばきというのはすぐ前にある靴と関係が近い言葉ですがちょっとしっくりきません。


 最初に新品の靴を空中に固定できる魔法か何かが使えてそれでステップを作って難を逃れるというそのまんまの話が浮かびました。うん、なんの捻りもないな。外れスキルを授かったけどというテンプレに嵌めれば話は作れますが、ちょっとねえという印象です。靴じゃなくてもいいし、履き古しでもいいしね。


 やはり、普段は真新しい靴が履けないんだけど、それを手に入れたことで、人生における新たな1歩が始まったという感じがいいな。って、書きかけの異世界ファンタジーのヒロインの過去エピソードそのまんまじゃねえか。未完の未公開作品多すぎ。それはそれとして、当該作品の本編ではダイジェストで語られる部分をちょっと詳細に書くかってことで完成です。ちなみに薄幸の少女イライザさんは大きくなると……な感じになります。年内には本編公開できるかなあ。


 ということで、今年も同題異話を楽しみたいと思います。

 ではでは。


 


 

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