第212話 太陽の音を忘れない
ども。
新巻へもんです。
8月になりました。毎日くっそ暑いです。思わず言葉遣いも荒れてしまうほど暑いです。もう毎日ビール飲むしかない。飲んだら寝ちゃうので執筆進まないの悪循環にはまっています。まあ、夏は嫌いじゃないんですけどね。ビールが美味いから。ということで、月が替わったので同題異話のお時間です。
今月のお題は「太陽の音を忘れない」でした。また難しいですね。太陽に音はあるのか? 真空なので音はないはずなのですけどね。ジョージ・ルーカスばりに俺の世界の宇宙は音がするんだよ、なのかもしれません。ということで、今回も制作過程を見てみましょう。ネタバレ含むので、先に本編読んでね。
最初に浮かんだのは、先月の続きにしちまうかというものでした。たまたま太陽の近くを舞台にしたSFだったんで、そのまま書こうと思えば書けなくはない。ただ、上にも書いたようにリアルな宇宙空間は無音なんですよね。ということであっさりとボツにします。
次に考えたのは太陽がどんどん大きくなって最後は超新星爆発する話でもいいなと思いつきます。音は無いけど衝撃波が伝わっていく様をしみじみと知的生命体が観察するみたいな感じですね。ただ、太陽のようなG型恒星は赤色巨星を経て白色矮星になるので爆発しないはず、ということで同じく廃案に。
次は太陽が昇って吸血鬼がじゅっと焼けるシーンが思いつきました。正確には太陽の音ではないですけど象徴的ではありますよね。途中の展開は、フロム・ダスク・ティル・ドーンのようなイメージです。そのままだとアレなのでファンタジーにすっかと思いますが、今書いている「嫁入りからのセカンドライフ」にちょっと似たシーンがあるので、はい、やめやめとなりました。
やっぱり難しいですね。太陽の音ってなんでしょう? ここで、一旦、音は脇に置きました。8月の太陽とくれば、ビーチです。季節感は大切にしなくちゃね。ビーチといえば水着。となれば、この先の連想はもうお分かりですね。ビーチで揺れる双丘。あれ? なんとなく、おっぱいって太陽っぽくない?
「おめーだけだよ、新巻。頭おかしいんじゃねえの?」
幻聴が聞こえますが無視しましょう。ほら、比喩表現ってやつですよ。それじゃってことで、ビーチに相応しい配役を考えましょう。やっぱりアホな掛け合いはさせたいですね。一人でガン見しているとちょっと寂しいですし。この辺りは薮坂さまの三人組シリーズの影響が出たかもしれません。
あとはご立派なものの持ち主を配せばだいたい完成です。あらすじができたら、太陽に関係する適当な会話をぶち込みましょう。うん、それっぽくなった。いいじゃん、いいじゃん。色々とご批判のむきはありそうですが、少なくとも私は書いていて楽しかったです。
ではでは。
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