第211話 名探偵と僕

 ども。

 新巻へもんです。


『東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞』向けに『名探偵と僕』を公開中です。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330658321777517

 作品をフォローして読んでね。ということで、今日のチラ裏更新でお伝えしたいことは以上です。解散っ!


 とか言いつつ、もう少し、つらつらと余計なことを書いてみたいと思います。今のところ、週間ランキング6位という結構いい位置につけているのですが、思ったほど流入はないですね。まあ、異世界ファンタジーのコンテストに比べると全体的に静かな印象を受けています。


 ミステリーとウェブ小説って相性があまり良くないですしね。ウェブ小説って隙間時間に読まれる方が多いと思っているのですが、ミステリーはじっくりゆっくり楽しむのが普通でしょう。書く側からしても離脱されないようにこまめに山場を作る必要がありますが、ミステリーはどうしてもそのスパンが長くなりがちです。


 で、今回トチ狂ってミステリーに手を出したわけですが、書くに当たって新巻がこだわったのはリアリティという点です。たぶんですね、現代日本においては名探偵はもう生息するのが難しい。刑事事件の現場に私立探偵がちょろちょろするなんて現実的には無理でしょう。


 そこから考えると事件の内容は自ずと事件性があまりない謎解きが中心になります。学校で殺人事件が起きたら、学生が出る幕なんてないですからね。さすがに『9マイルは遠すぎる』の向うを張るつもりはないですが、日常系ミステリーという方向性は決まりました。


 あとは名探偵と狂言回しを配置するだけです。新巻にリアルな女子高生は無理なので、狂言回しとなる生徒は男の子に決定。そうなると、動かしやすさを考えれば、名探偵は女性に決まりでしょう。男子高校生はまあ一般的にリビドー全開ですからね。年上のカッコいいお姉さまに出会ったら、絶対に何かにつけて絡みにいくに決まっています。


 割と自然な形でホームズとワトソンを出せたんじゃないかなあ。ものを書くようになって視点が変わったのですが、コナン・ドイルの最大の発明はワトソンだと思っています。ホームズのキャラも秀逸ですけど、単体じゃ動いてくれなさそう。変人探偵と常識的な一般人助手。結局、新巻の作品もこの組み合わせに落ち着きました。


 キャラ設定はそれなりに上手くできたと思ってます。ただねえ、ミステリーは謎解きがミソなんですよね。新巻にうまく描けるのか? そこは大目に見てね。いよいよ、明日第8話から謎解きが始まります。いいタイミングなので、この機会にぜひ。めっちゃダイマです。


 ではでは。

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