第209話 インディ・ジョーンズ
ども。
新巻へもんです。
第2回「G’sこえけん」音声化短編コンテストへの応募作が完結しました。お読みいただきありがとうございます。ツンデレのじゃロリババアという属性てんこ盛でお届けしましたがいかがでしたでしょうか? ストーリーとしても、一応一万字の中に山と谷は盛り込めたかなと思っています。
さて、今日のメインのお話は、たまにはインプットするべ、と観てきたインディ・ジョーンズの感想なぞ述べてみたいと思います。ジョン・ウィリアムズ作曲のテーマソングを聞くとテンションが上がる新巻なのですが、やっぱり、この曲を聞くだけで、あの世界が帰って来たと思うのは凄いですね。
ストーリーとしては宝探しという王道中の王道。カーチェイスや洞窟の探検と大きく変わるわけではありません。三作目から横軸として強くなってきた家族との絆というテーマも相変わらず健在です。お色気シーンがないので、子供と一緒に安心して観劇できる映画としての安定感もあります。
創作者目線で見ると、インディってキャラ造りは優秀だなあと思います。考古学者の先生って時点でユニークなのに、あの中折帽とムチといういで立ちが目を引きますよね。蛇が苦手という弱点もあり、危機を機転で潜り抜けていく。ピンチのときでもお茶目なところがあって、クスリと笑わされることも多い。実に動かしやすい主人公です。
五作目もしっかり楽しんできたのですが、個人的にちょっときつかったのは、老いをしっかり見せてきたこと。上半身裸のシーンで見える締まりのない体もそうですが、シャツを着ようとして肩甲骨の辺りによれて溜まり、なかなか下に下りていかないシーンは、俺もああなるのかと未来を見せられたようでかなりつらかったです。
ここで一つネタバレをしましょうか。と言ってもインディ・ジョーンズ5の話ではないのでご安心を。
拙作『酔っぱらい盗賊、奴隷の少女を買う』で、主人公ハリスがヒロインのティアナと初キスをするシーンがあります(ウェブ版の第124話)。怪我をした場所に痛みの消えるおまじないと言って唇を寄せるティアナに、口の脇も痛いんだけどというハリス。このシーンはインディ・ジョーンズの一作目から着想を得ています。
あちらは満身創痍であちこち痛いけど、こことここは平気ということで逆になっていますが、こうすれば日常からキスシーンへシームレスにつながるんだなと参考にさせて頂きました。日の下に新しきものはなし。丸パクリはダメですが、要素はうまく取り入れていきたいですね。珍しく創作論テクっぽい話をしてみたところで。
ではでは。
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