第191話 花が咲くまで初見月。

 ども。

 新巻へもんです。


 二月になりカクヨムコン8が終了しました。読者選考期間は残ってますけどね。ということで同題異話が始まります。今月の出題者はおくとりょう様。今年度五回目で最後の登板です。今年一年間持ち回りをされた香鳴裕人様、おくとりょう様、kinomi様、善吉様、そしてそのコーディネートをされた夢月七海様、お疲れさまでした。


 何度かこのエッセイでも書いているのですが、私はこの同じタイトルで話を書くという自主企画がとても気に入っています。物書きをしていると、どうしても浮き沈みがあるんですけど、同題異話が始まると一生懸命に頭を捻って物語を作らなくちゃという気持ちになるんですよね。


 素敵なタイトルを紐解いて話を作っていくのは楽しいですし、他の方の料理の仕方を見るのも勉強になります。モチベーション維持と技術の向上の二点において、とてもお世話になりました。カクヨムが作家としての私の故郷なら、同題異話は揺り籠だと言えるかもしれません。


 冒頭でお礼を述べているけど、まだ三月が残っているじゃない? そうですね。実は三月は不肖この新巻が出題者を務めさせていただくことになっています。なのでちょっと早いですがご挨拶をさせていただきました。来年度の開催が気になるところですが、まずは自分の務めを果たさなくてはなりません。うーん、うーん……。ムズカシイ。


 一旦脇に置いて(置くな)、今月のお題のネタばらしといきましょうか。


 「初見月」って何? いきなり躓きます。検索をすると旧暦の正月の異称ということでした。なるほど、確かに暦にもよりますが二月はそれに相当する時期ですね。次に前半部分に着目します。「花が咲くまで」ということは咲いたら正月ではなくなるということのようです。


 あれ? ふわふわしていて自由度が高い分、難しくないですか? 旧正月のことだったら何でも書けてしまいます。とりあえず正月を考えますか。正月と言えば「酒が飲めるぞ~」ですね。もう二月なのに正月だからとだらだらと酒を飲む。いいですね。理想的な生活です。で、咎められたら「正月だからいいじゃん」と。


 後は咲く花を何と見るか? 桜だとちょっと遅いので桃としましょう。桃から連想するのは桃太郎、そして鬼。じゃあ、家に転がり込んできた鬼女にぐうたらと酒を飲んでもらいましょう。そして、やっぱりヴァレンタインを絡めてやれば……、あんな感じのラブコメになりました。前にも年明けで鬼女の話書いてなかったっけ? あーあー聞こえない。


 さて、来月のタイトル考えなきゃ。

 ではでは。


 

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