第126話 鯨よりも深く

 ども。

 新巻へもんです。


 なんか創作意欲が低下気味で、新作長編も外伝もあまり書けていません。仕事の雲行きが怪しくなってきたというのもあります。さらに急激に体力が落ちた感じがして、昼寝が欠かせなくなってきました。メンタル回復のために、お気に入りのそば屋に行きましょう。


 酒類の提供が再開されたのがありがたいですね。ビール貰って、そば味噌舐めつつ、まずは1杯。板わさと鰊の甘露煮でゆっくりと大びん1本を楽しみました。追加で天ぷらそばを注文して、食べ終わったらさっと退席。最近油ものがきつくなってきましたが、このお店の天ぷらはカラッと揚がっててくどくない。大変美味しゅうございました。


 さて、今月も同題異話にチャレンジです。「鯨よりも深く」ですと……。また随分と難しいお題です。鯨ってぴゅーっと潮噴いているあれですよね。そして、深いってどういうことでしょう? 調べたら鯨は結構深海まで潜れるようです。ストレートにいけば深海探査船の話になるよなあ。


 ドキュメンタリーチックに「しんかい6500」あたりのミッションでも書くか? うん無理。数年前に探査船の母船にお邪魔したことあるけど、係留中だったし、リアルに書けるほどは詳しくない。それにやっぱり地味だよね。海底熱水鉱床とかロマンあるけどさ。深海のことだったらベルヌの海底2万マイルあるし、この作品の向こうを張って書くのはしんど過ぎる。


 鯨、鯨、……。鯨尺と曲尺を間違えて地下室を深く作っちゃいました、ならどうだろう? でもなあ、呉服と大工仕事用のものを間違えると言うのは厳しいよね。ブラックジャックにそんな話があったからいいか。あ、鯨尺の方が曲尺よりも長いじゃん。はいダメ~。


 深いがカギだな。物理的な距離としちゃうと話の幅が狭くなっちゃう。心の距離とか、相手のことをどれくらい理解しているかという意味での「深い」としてみよう。鯨もエコーでコミュニケーション取るし、その辺りをこじつければなんとかなりそうだ。


 それで、今月は7月なので、季節は夏。やっぱり夏と言えば海でしょう。海と言えば恋。安直ぅ。まあ、いいや。1本の線でつながったから。海辺の町を舞台にして、恋の悩みを題材に、人はどれだけ他人を理解できるのかというテーマで書きましょう。となると失恋の方が書きやすいかな。相手のことを理解していたつもりだったけどみたいな感じで。


 大筋ができたので、あとは主人公。昔書いた「海が太陽のきらり」は男性だったから、今度は女性で。よし完成。絶対自分だけじゃ書かない話になりました。やっぱり同題異話はいい練習になります。


 ではでは。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る