第45話 カッコイイセリフ

 ども。

 新巻へもんです。


 もうすぐヴァレンタインデーですね。まあ、私にはあまり関係ありませんけど。甘い物が好きなので本当は特設売り場を見て回りたいんですけどね。試食をさせて貰ったり、気に入れば購入したりとか。でもなかなかにハードなミッションです。インポッシブルとは言いませんけど、売り子さんの視線がね。


 自意識過剰じゃない? そうは言いましてでもですね、トラウマがあるんですよ。以前、部活の大会に出かけてる途中で、昼飯を食べそこなったのでキオスクで某チョコレートバーを買ったんですが、そのとき、おばちゃんが手渡しながら言い放ったセリフが何だったと思います?


「チョコなら彼女に買ってもらえばいいのに」

 2月上旬だということを失念していたので不意打ちの形になりましてね。大ダメージを受けました。後から思えば、うるせえ、余計なお世話だバカヤロー、なんですけどね。ということでチョコ売り場には近づきがたいです。


 ところで、連載中の「知らない~」の第1話PVが千を超えました。わあ、パチパチ(拍手)。ありがとうございます。書いてる本人がこういう路線でいいのか悩んでいるだけに励みになります。お陰で過酷な14日前後を乗り越えられそうです。チョコなんてチョコなんて……。


 今日のお題ですが、タイトルの通りでございます。なんでこんなことを急に言い出したかといいますと、先日読ませていただいた作品に感銘を受けたからなんですね。セリフ自体は淡々としているんですよ。たった数文字。でも、それまで積み重ねられてきた二人の関係を踏まえると深いんですよねえ。


 不動の山を仰ぎ見るようなどっしりとした存在感があって実に感動しました。多くの言葉を使わなくても思いは伝えられるんだなあと改めて思った次第です。長々と掻き口説くセリフもいいですけれどね。時に弾丸のように口から放たれる短い言葉も人の胸をうちます。


 なかなか自分では難しいだけにちょっと憧れました。まずそういう振る舞いや行動が似合う人物描写をしなければならないですからね。そういう人物は主人公に据えると動かしづらいので脇役でしょうか。いぶし銀のバイプレイヤーです。そんな人物をうまく造形できればなあ。


 別に気取るでもでもなく淡々と短いセリフで主人公を救うようなシーン書きたいですねえ。で、本人はごくごく普通の行動をしているつもりなのでそのことを分かってないようなやつ。一方的に高感度爆上げしてる天然の人たらし。うーん。難しい。


 ではでは。

 

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