第33話 微笑みを数える日

 ども。

 新巻へもんです。


 今月も香鳴さまの自主企画に参加しました。同題異話SR -Dec.- 『微笑みを数える日』です。他の方の作品を読みましたが、個人的に好みの作品が多かったです。毎回そうなのですが、他の方のを読んでからだと恥ずかしくて公表できませんが、12月は特にその傾向が強い……。


 と、まあ、拗ねていても仕方ないので、今月のお題の私なりの料理の仕方を振り返ってみましょうか。まず考慮しなければならないことは12月ということです。まあ、一般的にはクリスマスですよね。子供にはいい子はいねがーとサンタがやってきますし、大人には恋人がプレゼントを用意してやって来る。


 寒い季節ですけど、ポッと暖かいオレンジ色の灯に照らされる幸せな光景、そういうものが期待されるはずです。煌めくイルミネーション、温度差で曇るショーウィンドウ、せわしく歩くけれど満ち足りた表情の人々。そういうイメージが脳内に溢れました。


 しかーし、お題をよく見なくてはなりません。微笑みを「数える」というのはどういうシチュエーションでしょうか? 本当に幸せな状態なら、わざわざ微笑みを数えたりはしません。いちいち確認しなければならない、つまりは何らかの不満なり不安を抱えた状態でなければそんな行動はしないはず。


 ストレートに書くなら、相手への気持ちの量に差ができ始めたカップルのまだ未練が残る側の視点の話とかが書けそうです。でも、別の企画で男女の出会いの話を書いたり読んだりをしていた反動からか、今回のお題を恋愛がらみでは書きたくないという天邪鬼的な気持ちが湧きあがってきました。どう見てもバッドエンド一直線ですしね。


 で、先日インフルに感染しましたけど、ウイルスと戦う免疫機構も大変だよなあ、とぼんやり考えておりました。敵と戦うのが役割とはいえ、しんどいよなあ、お疲れ様です、というところから、同じく悪と戦うヒーローへと頭の中でイメージの連鎖が発生します。ヒーローも日常生活があるだろうに普段はどうしているんだろ? 嫌になったりしないのだろうか?


 最初は自分の使命に燃えたりするけど、だんだん作業的になってきて、ヤダもう俺はしらん、とかそういう気持ちになったりするかもしれない。そういうときにどうやってモチベーションを回復するんだろうか? やっぱり、ベタだけど、自分が誰かの役に立てているということを実感する時だろうな、うん。ということで骨格が完成しました。戦闘シーンは……高熱のときに食べるアイスって普段の3倍は美味しいよねってことで。てな感じでございます。


 ではでは。


 


 

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