第17話 筆致と物語

 ども。

 新巻へもんです。


 海に、海に。あああ。

 ゆあん様の「筆致は物語を超えるか【海が太陽のきらり】」への現時点で参加されてるものの作品はすべて目を通しました。いやあ、皆さんの書く話、それぞれの個性が出ていて面白いですね。勉強になりました。


 他の方の作品にかなり力の入ったコメントも残されていて、それを読むだけでも参考になります。私も拙いコメントを書きましたが、質・量ともに貧弱ですね。すいませんです。これが私の限界です。


 私の作品にも親切にも足りない点などをコメントしてくださる方もいたりして、とても助かりました。過分な言葉も頂いたりして。参加して良かったです。でも、滅茶苦茶疲れました。ふう。この週末はほぼ、海が太陽のきらりしてました。少し肌寒い時期なのに海が恋しくなってしまいます。


 でも、実際の海は怖いですよねえ。しょっぱいですし、クラゲに刺されるし、サメも出るし。ちなみに私はプールならそれなりに泳げる方ですけど、海だと上手く泳げません。塩分が入ってる分浮力は高くなってるので、泳ぎやすくなってもいいはずなのに不思議です。


 話が逸れました。自主企画には20作ほどの作品がありましたが、割と似通ったものから、想定もできないようなぶっ飛んだお話までバリエーションが豊かです。で、お前が言うな、ではあるんですけど、筆致ではなく物語でオリジナリティが出てる作品が多かったですね。


 まあ、そこは差が付きやすいし、作家として一番楽しい部分ですから、力が入るのは分かります。もちろんストーリーに合わせて筆致は変えられてるわけで、その点の色とりどりなんですが、物語上の工夫の方が目につきやすい。


 そういう意味では、心理描写を排除してみたりとか、風景描写を詳しくしてみたりとか、そこに重点を置かれて作話されている話はとても参考になりました。描写と話の展開のテンポという点でも色々と気づかされた点がありました。非常に勉強になる企画だったと思います。気づいてもそれを取り込めるかはまた別問題ですけどね。


 それで、自主企画の命題「筆致は物語を超えるか」ですが、私個人としては、超えられなくは無いが非常に困難という結論に達しています。完全に自分の嗜好の話になってしまいますけど、物語さえ素晴らしければ筆致の出来不出来は誤差の範囲だけれども、その逆は成り立たないと思います。それは言いすぎかな。


 ありふれたストーリーでも描写で読ませる作品もあるでしょうからね。すぐに具体名は思い出せませんけど、そんな本を読んだ記憶があります。まあ、筆致も重要だけど決定打ではない、というところでしょうか。


 ではでは。

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