第15話 ゲームとファンタジー小説
ども。
新巻へもんです。
今日はいきなり本題です。皆さまはゲームをされますか? 私は結構やるほうです。最近はカクヨムに時間を取られてますが、年2000時間ぐらいプレイしている頃もありましたかねえ。
ゲームと言っても多くのジャンルがありますが、私はRPGやシミュレーションをよくやっています。つまり、時間をかければかけるほど、ゲーム内で成長したり、強くなったりするタイプの物ですね。
これほどまでにゲームに時間を費やすのか考えてみました。もちろん、脳が楽しいと感じるからなんですが、どの部分に魅力を感じるのだろうかということです。今のところの自分の結論としては、容易に何かを達成した経験をでき、それを可視化できることと考えています。
自分の強さを表す数字が大きくなって、今まで倒せなかった敵を倒せるようになる。行くことができなかった新しい場所に到達することができる。これって実生活じゃ、そう簡単に体験できないことですよね。筋力トレーニングは割と早めに効果が見えると思ってますけど、それでも目で分かるようになるには、1カ月ほどはかかるでしょうか。
その点、ゲームはほんの数分で結果が分かります。これは早い。しかも、次から次へと高みに登って行く。頭からドバドバ麻薬的な物質が出ていることでしょう。実生活だと超えられない相手というのがいますが、ゲームの場合は、時間さえかければやがて壁は越えられます。この成功体験が気持ち良くないはずはありません。
子供の頃はまた事情が別ですけど、大人になると自分が成長したと実感できることなんて、ほぼ皆無ですからね。自尊心を満足させられることなんてそうそうありません。ゲーム内のことは所詮はまやかしに過ぎませんけど、脳はそれで気持ちいいと感じてるわけですから、そう簡単には手放せないでしょう。
もう一つ、心地よさの要素に他人からの評価というものがあります。スタンドアローンの頃はこの要素は薄かったのですが、そう、今はオンライン。ゲーム内でも他人からの称賛を受けることができてしまいます。虚栄心も満たせることができてしまうとなると無敵です。
ということで、廃人の数歩手前だったのですが、今ではカクヨムに居る時間の方が長くなりました。ゲームから完全に足を洗ったわけでは無いですけどね。
なんで、急にこんなことを書きだしたかというと、いわゆる流行物の異世界ファンタジーが愛好される要素って、ゲームと同じだなと思ったからです。主人公の強さが可視化されていて、次々と良い景色が続いていく。最初から最強ということもあるかもしれませんが、大小はあれども成長し、仲間からの称賛や好意・愛情を寄せられる。
元々、和製ファンタジーの大作もTRPGのシナリオからのリメイクですから親和性は高いのかもしれません。ハイだのローだの言っても、一皮むけば意外と構造は似通っているような気がします。だから何だって話ですが。
ではでは。
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