第16話  動かない人は、動きたくない人

 ダイエットの話の続きの続き。

 動こうと思っても、動けない人がいる。禁煙しようとして、禁煙できない人のことだ。禁煙するきならば、タバコを捨てるくらいしてみればいいと思うのだが、どうだろうか。動けない人も、とにかく動いてみればいいのだが、それができないという。本当は、動きたくないだけなのだが。

 逆に、動いてみる人もいるだろう。例えば、ダイエットをしてみた、という人。でも止める。続かない、続けられないという理由で。本当は、続けられないのは理由にならない。辛いとか苦しいとか、それも理由にならない。結局やりたくないからやらないだけだ。

 どうやったら続けられるのか、そこを考えていない人が多い。気持ちや考えを維持するのができないということだ。

 しかし、一旦慣れてしまえば、自然と体が動くようになるのも本当のところだ。ランナーは毎日走らないと気が済まない。そういう状態になると、ダイエットも痩せる努力をしなければ気が済まない状態になるかもしれない。例えそうなっても、骨と皮だけになることは、おそらくないだろうから、安心してダイエットに励むといいだろう。

 まずは、少しずつ体と頭と精神を、目標に近づけること。例えば、食べる量を一口減らすなど。二日目には二口、三日目には三口。その辺でしばらく体と胃を慣らして、10か経ったら四口、五口と減らしていけば、無理なく続けられるかもしれない。

 とにかく、自分に合った毎日できること、毎日がだめなら、二日に一度というふうにできるを探すことが、目標に近づくための方法だと考える。

 いずれにしろ、自分のためだと思えば、行動できそうなものだが、どうだろうか。

 

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