第13話 強さとは、頼らないこと
木を見てみよう。まっすぐ立っている。何物にも寄りかからず、枝をあちこち伸ばし、体を重く大きくしながらも、自分の幹だけで立っている。
もちろん、そういう木だけではないが、ほとんどの木は自分だけで立っている。
これがもし、別の木に寄りかかっている木だとしたら、それは倒れてしまったものだろう。
強さとは、つまりそうのように、『人に頼らず、自分で立っている』ということだと考える。
人に頼るということは、誰かの世話になるということ。ということは、その人が倒れたら共倒れになるということ。
しかし、自分で立っている人は、誰かが倒れても自分は倒れない。
ただし、誰かがもたれかかってくるかもしれない。もたれかかられ、重くてつぶれてしまうかもしれない。そんな心配は付きまとうが、
とまれ、自分で立てば、自分だけの責任で物事が済む場合が多い。倒れるのも立っているのも、自分次第ということ。
これはとても重要だ。
人の都合によらない、人の都合に流されない。人にとっては、とても重要な要素になる。他人に振り回されたくなければ、ひとまず自分で立たねばならない。
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