第7話 何かする、かわりに何か、起こるもの
主の作用と一緒に出る作用のこと。主に悪い作用のこと。
辞書を引くと『副作用』はこのように書かれている。
解熱剤を飲むと熱が下がるが、眠くなってしまう。こういうのを『副作用』と呼んでいる人が多いと思う。
だいたいはこのように、『薬の副作用』の場合で使うことが多いだろう。
薬の場合、そもそも異物を入れるわけだから、体が何かしら反応しても仕方がない。反応を減らすために、用法・容量を守れと言っているわけだ。
すなわち、副作用ありきであり、出ない方が稀なのかもしれない。いや、出ても気づいていないだけか。
ついでに言えば、過剰反応する人もいて、それが結構重症化する場合もあるからこわい。
さて、ここからが本題。
主作用以外の悪いことが起こることを『副作用』と呼ぶならば、食べてトイレに行くのも『副作用』になるのでは、と考えてしまう。
今回は、そんな話。
食べたら出る。飲んでも出る。動けば汗が出る、服も汚れる。物を買うと、お金が出ていく。ゴミをその辺に捨てれば、周りが汚れていく。物を燃やせば、臭いが出る。太陽があるから暖かいが、太陽があるから暑くなる。
挙げたら切りがない。
これは因果関係であり、世の中の大抵に当てはまる。
自分が何かをすれば、何かが自分に返ってくる。どうせなら、副作用ではないものが返ってくる方がいいだろう。
何かするときは、よく考えてから行いましょう。
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