第2話 美樹と拓哉

私は目を覚ますと時計を見る。


「えっ? もうこんなお時間なのね」


私は急いでお仕事の準備をする。


自室に戻ってスーツに着替えると私は玄関にいって靴を履いて外へ出る。


家にしっかりと鍵をかけると私は仕事先に向かうのだった。


仕事先に着くと私は企業内に入る。


「またお仕事の日々が……」


私はお仕事が始めると頑張っている。


しばらくするとお昼休みなる。


スマホを取り出して画面を見るとメールが届いていることに気づく。


見ると拓哉だった。


メールを開いて確認するとこう書かれている。


美樹、元気か?


今はお仕事中なのかね。


それはそうとデートの行先は決まったのか?


ゆっくりと決めていいからな。


後は大事なお話がある。


お電話待ってるからな。


拓哉どうしたんだろう。


大事なお話って……。


私は嫌な思い出を思い出す。


もしかして別れるとかそういうお話じゃないよね。


どっちにしても拓哉に電話しないといけないよね。


私はスマホで拓哉の電話番号を押すとかかる。


すると拓哉に繋がった。


「拓哉どうしたの? 大事なお話って」


「ああっ、その事なんだがな」


「うん」


「そのなんだ、俺の元で働かないか?」


「えっ? どういう事なの?」


「美樹を俺の秘書にしたい」


「えぇぇぇっ、嘘でしょ」


「嘘じゃない、本当だ」


「どうしてそんな事になっているの?」


「実はな、俺の専属で秘書をしていた人がいたんだが、寿退社してしまってな」


「なるほどね、そういう事ならぜんぜん構わないよ」


「ありがとう、美樹、きっと引き受けてくれると信じていたよ」


「ううん、拓哉の事が大好きだからね」


「そうか、それなら良かった、後もうひとつ」


「まだあるの?」


「ああっ、あるさ」


「何?」


「俺と婚約して結婚しないか?」


「えっ?」


私は心の中で驚いている。


拓哉から婚約と結婚という言葉が出るなんて。


嘘でしょ、信じられない。


「そんな急に決めていいの?」


「急にじゃないさ、美樹と居ると心臓がドキドキして楽しいんだ」


「拓哉、私も拓哉と居ると心臓のドキドキが止まらないの」


「そうなのか、それなら婚約して結婚しないか? ダメか?」


「ううん、嬉しいよ、拓哉大好きっ」


「俺も大好きだ、美樹」


二人は色々とお話をしている。


「拓哉ごめんね、もうお仕事のお時間なの、また後でかけなおすね」


「ああっ、わかった、待っているよ」


私は通話ボタンを押してきった。


スマホの電源を落とすとスマホをしまう。


「午後のお仕事頑張ろっと」


その前に辞表書かないとね。


しばらくすると辞表を書けたので後で上司に渡さないとね。


お仕事に集中しているとどんどん時間が過ぎていく。


するといつの間にか夕方5時になっていた。


「そろそろ定時で帰る時間ね」


私は帰る前に上司に辞表を提出した。


引き止められるかと思ったけど、ぜんぜんそんな事はなかった。


私は荷物をまとめると帰ることにする。


これでこの企業ともさようならね。


でもいいかな、これからは拓哉の元で働ける。


こんなに嬉しい事はない。


私は自宅に向かっている。


自宅に到着すると家の鍵を開けて中に入る。


玄関で靴を脱ぐと上がる。


リビングにいくと荷物を置く。


「本当に疲れたぁ」


私はソファーに座るとゆっくりと休んでいる。


「拓哉の元でお仕事かぁ、秘書って大変そうなイメージが、でも、引き受けた以上は頑張るしかない」


私は疲れているのでソファーで横になると寝てしまった。


拓哉の事が大好きな美樹。


拓哉も美樹の事が大好き。


これは両想い。


きっと二人ならどんな事があっても乗り越えれるだろう。


次はどんなお話になるのかな。

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