生没年：2018/04/01〜2018/05/07

小説の成長記録：

恋愛とラノベの子供として生まれる。4500文字の何をしでかすかわからないスリリングな赤ちゃんであった。恋愛とラノベはこのあまりにスリリングな子供の性格を危惧していたがそれでも500〜1000文字の成長を続けていた。しかし2018/05/07そのスリリングな性格が災いしたのか魂を飛ばされ、元に戻る途中で客死した。全文字数：10901字

小説の性格：

五時のチャイムがなったら渋谷のスクランブルはもう戦場だ。下校中の区内の高校生がそこに一斉に集まるのだ。そして誰かと誰かが出会ったらもう大変。そこに一斉に恋の火花が散り、一瞬にして恋の戦争が始まってしまう。恋する女子高生美香は渋谷のスクランブルでお目当ての聡を見つけた。今日こそは告白しようとして近づくと、なんと聡はとなりに見知らぬバカ面した女子高生を連れているではないか。美香は嫉妬に狂って女子高生に文句を言ってやろうと駆け寄ったが、勢いあまってバカ面した女子高生にぶつかってしまい、美香は女子高生と入れ替わってしまう。

思わぬ事態にビックリした美香だが、すぐに冷静になり、この女子高生の体を操って聡をビンタさせて自分が一番聡を愛してるんだからと説教すれば、聡も自分の浮気癖を反省して自分に告白するはずと思いついた。思ったら即実行とバカ面の女子高生姿の美香は聡にビンタしながら「失せろ！この浮気者！そこに彼女がいるのに私に手を出してんじゃねえよ！バカ！」と聡に説教をしてやった。説教が終わると美香は入れ替わり元で現在バカ面した女子高生が入っている美香の体と聡を置いてその場を去っていった。その場で元に戻ることも可能であったが美香にはまだやるべきことがあったのだ。

聡に近づく女子を残らず駆除しようと美香は聡に恋している女子高生を見つけ次第入れ替わり、その度に聡にビンタしながら説教していったが、ある日突然聡に「俺、前から美香が好きだったんだ！だけど俺の好きな美香はどの美香なんだ？」と質問されてしまう。あまりの突然の質問に呆然となった美香は今自分誰だったっけ？と自問自答するのであった。

小説の成長秘録：

映画『君の名は』に感動した作者は自らの体験も交えて自分なりの入れ替わりものを書こうとしたのであった。作者は映画よりもっと過激にスリリングにと入れ替わりを何度もさせることにした。しかし登場人物を頻繁に入れ替わらせ、その入れ替わりの人物に聡を説教して殴らせ続けているうちに、作者はいったい自分は何のために美香を入れ替わらせて聡を殴らせているのかわからなくなってしまったのだっだ。それに今現在誰と誰が入れ替わっているのかさえ分からなくなり、もう完全にパニックになった作者はとりあえず聡を登場させて質問させるとさっさと本連載を終了してしまった。