名前:君が好きだと叫びたい!
生没年:2015/05/25~2015/06/31
小説の成長記録:
2015/05/25青春とラノベの子供として生まれた。800文字の元気な子供であった。元気すぎる子供で両親の手に余り、勝手に毎日500文字以上の成長を続けてしまう。勝手に11万文字以上の大人になると思われたが、2015/06/31文字の湖に溺れて溺死する。わずか一か月、文字数10479文字の短い生涯であった。
小説の性格:
空気の読めぬ熱血だけが取り柄の高校二年生の悟は通学電車であった他校の名も知らぬ女子高生に恋をする。自分の気持ちを抑えられなくなった彼は、女子高生を追って電車を途中下車し、女子高生の学校の門で『君が好きだ!』と大声で叫ぶ。しかし女子高生は曖昧な微笑を浮かべたまま立ち去ってしまう。悟の想いは止まらず、ついには女子高生の学校に転校し、事あるごとに『君が好きだ!』と叫んだ。しかし女子高生は相変わらず曖昧な微笑を浮かべたまま立ち去るだけだった。
小説の制作秘話:
作者がこの小説の主人公のように他校の女子高生に恋をし、その不器用すぎる想いを小説の形で認めたものである。現実にこんな事したら警察沙汰だと思われるが、実はこの小説、主人公とヒロインの女子高生しか登場しないのである。小説いっぱいに主人公の女子高生に対する想いが書かれ、女子高生はその主人公の想いに最後まで曖昧な微笑で答えるのみである。
そこそこ人気で書いているうちにコメントがついたがそのコメントの一つに『ただのストーカーじゃね!なんで女子高生は曖昧な笑顔でしかこたえねえんだよ!だいたい他校の女子高生が好きになったからって転校とかありえねえし!』と書かれてあり、憤慨した作者は『これは僕の純粋な想いを書いたものです。これのどこがストーカーなんでしょうか?僕は真面目に書いてるんです。変なクソリプとかやめてください!』と反論し連載を続行するが、その後も主人公はいろんなシュチュエーションで『君が好きだ!』と叫ぶが、女子高生は名前さえ答えず曖昧な微笑を浮かべるばかりで、とうとうパターンが出尽くしたところで連載は中断した。
恋は盲目というが、本当に盲目になり周りさえ見えなくなってしまったのがこの小説である。
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