第4の7

 アニキは突破口を武器に、ライフルで2Sを狙う。剣を捨てるなよ、アニキ。サン。


 ミキのウタが語る。降りて来いと。ハッパは再び起動する。

「邪魔だハッパ。足手まといだ」

「ならば、俺の意思だ!」


 ハッパを扇形に、敵兵が進む。邪魔とはそういう意味か?


 ミキが先に気付いた。アニキでは届かないウタ。先に気付いたのは僕です。


 届け僕のローナ。女性型に見えないだろう。僕に譲られた最高のロボットだ。アニキがローナをモデルに設計したロボット。

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