第4話の6

 アニキとミキは僕と別行動。僕には隊員達が居てくれる。


 ミキはウタと融合した。音色は遠い。ロボットのウタは聞いたことがない。シフトロング、ミキに対応。


 グラスの声が心に響く。ムチは厄介だ。ムチレベルA。ミキの強さを、グラスは知り尽くしているよ。


 グラスにミキのウタは聞こえていない。フィーリング。ウタが力とはならないの? クモの技術。

「ヒカリの名の由来は、グラスに憧れたからよ。セツナ聞いてね、ウタを」


 ミキの想いは、今も僕には届かない。男性神ロード。ローナの名の由来だ。


 最速の男グラス。ガイよりローネの方が速い。何故近距離を得意とするガイは遅い。


 僕はスピードを捨てた、一撃必殺ロードに溺れた戦士だ。


 ミキは消えない。ヒカリはクモから降ってきた。クモのロードは特別だ。三色をグラスですら持たない。


 光が落ちた時、三色に染まるらしい。ローネの見たユメは三色だ。浸るなら全員に渡るだろう。二色を極めたのはアニキではなく、グラスだ。二色の果てには四色が待つ? 僕の理論だ。僕には訪れない未来だ。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る