あぁ、またなんだ

嘘つきだね、君は。

僕は聞いたんだ、何か作ろうかって、

そりゃ、何かしようかなんて言ってない。

でも病気なら休んでて良いじゃないか、病気なら看病してくれたんじゃないか。

なんで怒るんだよ、なんで怒れるんだよ、なんでそんな元気があるんだよ。

やらなかった事ばかり怒って、君は何様なんだい。

君は言ってたよね

「家政婦が欲しいんでしょ」って

でも本当に支配者になりたいのは君じゃないか。

自分が演目の主演の様に、努力の分だけ報われると？

君の想いは、語られずとも届いていると？

君が中心で回る世界は勿論ある。

でもそれは僕の回してる世界と被ってる。

君が激情を開く度、僕がどれだけ悲しんでいるか知らないだろう？

だって君の悲しみも僕は理解出来ないから。

君が怒るたびに、僕の中で君は守るべき子どもじゃなくなっていく。

はは、流石に年が離れすぎた喩えかな、

でも良いんだ、心はそんなに遠くじゃない、だからこそ喧嘩する。

...喧嘩して仲直りがしたいだけなんだ。

あぁ、そうだね、僕から切り出そう。

君がまた恐らくは当然だと態度をとるだろうけど、僕はそれでも我慢するよ。

自己満足かもしれないけれど、やっぱり言わないのは悪だろう。

後書、どうか、心に引っ張られる皆さんがいるのなら、

どうか、見せかけの我慢はしないでください。

どうか、貴女の行動で、愛すべき子に信頼の形を知らせてください。

どうか、届いているのなら、背を預けてくれます様に。

拝啓、ははよ、押し付けがちな愛してる。