第7話 ドキドキのテスト勉強(前編)

「えっ?プールデート?」

沼田は驚いた。

「うん。」

錦戸は少し照れながらながら言った。

「へぇ。」

沼田は驚きを隠すつもりでは言った。

「凄い。順調だな。」

沼田は感心して言うと、

「いやぁ。まあね。」

錦戸は照れながら言った。

「ちっ。」

沼田は小さく舌打ちした。錦戸は無視した。

「次はどんなデートを予定してるんだ?」

沼田はうらめしそうに錦戸へ言うと、

「いや、まだ考えてない。」

錦戸は淡々と答えた。

沼田はふ~ん、とだけ言った。

「まぁ。気を付けろよ。」

沼田は警告する様に言い、

「?」

「女は本能のままに生きる生き物だぞ。」

さて、テスト期間ちょっと前である。錦戸は北野にLineを送った。

試験が近いから、一緒に試験勉強しない?

そしたら少しして、北野からLineが来た。

いいよ

「やった~。」

錦戸は喜んだ。

どこでする?

錦戸は北野にLineを送ると、

そうねぇ、貴方の家はどうかしら?

と北野から返信がきた。

「えっ!?」

錦戸は驚いた。

(貴方の・・・、家は、どうかしら、どうかしら、どうかしら・・・。)

「い、家?!」

錦戸はたじろいだ。

(家ってことは・・・、あんなことや、こんなことを・・・。)

「錦戸。」

と錦戸に声をかけた。

「はい。」

「授業中。」

先生がだった。

「済みません。」

放課後。部活がない北野と錦戸は一緒に帰った。

「貴方の家で良いわね。錦戸君?」

「えっ?・・・はい。」

錦戸はそう言わざるを得なかった。そして、錦戸の家に着き、二人は勉強会を始めた。親はともに仕事で、帰るのが19:00以降である。

錦戸はバクバクしていた。

「どうしたの?錦戸君。」

北野が声をかけると、錦戸はビクッとしながら、

「いや、びぇちゅに。」

と答えた。錦戸の部屋は二階なので、二人は階段を上がった。そして、錦戸の部屋に入り、小さい机を出し、二人は勉強をし始めた。

カリカリ、カリカリ。しかし錦戸は、

(集中できねー。)

チラチラッと錦戸は彼女を見た。勉強をしていた。

(可愛いよな。北野さん。)

錦戸は彼女を見ていた。そして、北野は錦戸を見た。錦戸はビックリした。

「えっ、何?」

錦戸が驚いて言うと、

「見過ぎ。」

と北野は言った。

「えっ、けど見られるの・・・。」

錦戸は驚きながら言うと、

「確かに、見られるのは好きどわ。けど、見られ過ぎるのは、そこまで好きじゃないわ。」

どうも微妙なこだわりがあるらしい。

「あっ。そうなんだ。」

錦戸は少し反省した。錦戸は消しゴムを落とした。

「おっと。」

机の下を見て消しゴムを見つけた。ふと彼女のスカートから伸びる太ももが視界に入った。

「おぉ。」

錦戸は感嘆の声を漏らした。スカートから伸びる太ももを少し見入ってしまった。ミニのスカートの中は暗くて見えなかった。

(はっ、いかん、いかん。)

と錦戸は思い、体勢を戻して、彼女の顔を見た。彼女はニヤニヤと笑っていた。錦戸はドキッとしたので、目線を反らした。

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