第22話嫁になる人との出会い 13

山道


紅葉見たり、川魚釣って食べたり、写真撮ったりしていたら暗くなってしまった


帰る事になり車を走らせた

地図を嫁になる人が見ていて助手席から指示をもらいながら運転していた


暗くなるにつれて、霧が出てきた


確かヴィーナスラインだったと思う

霧が濃くなってほとんど見えない状況に


道も間違えてしまったらしく反対方向に来てしまった


するともう遅くなるから、いっその事何処かに泊まらない?と言われ、長野の松本辺りで泊まる事にした


この時の嫁になる人の日記には、わざと道を間違えたと書いてあった


泊まったのは何故かビジネスホテル

2部屋空いていたので丁度良いと思い泊まる事にした

繁華街も近いのも理由だった


本当は自分の中で、この人とはきちんとしなければという気持ちと軽い気持ちで付き合う事はしてはいけないと感じたから


2人で夜の繁華街へ


お酒大好きな2人です

この時疲れもあったのか、自分が酔い潰れてしまった


今でもこの時の事、居酒屋で呑んでいたのは覚えているのだが、どうやってホテルまで帰ったかはわからない、思い出せない


朝起きるとシングルベッドで寝ていて、横には嫁になる人がいた


寝てる


頭が痛いのだけ覚えている

なんかしてしまったと思った


恐る恐る布団をめくり上げた

2人とも服着たままだった


この時、全身から汗が噴き出たと感じた


起こすのも悪いと思い、寝ているフリした


暫くすると起きたらしく、起きてるでしょと言われた


自分が思っていた事と違う質問が飛んできた

「あの彼女の事は忘れられた?

 今は彼女って呼べる人いないでしょ」


答えられなかった


嫁になる人の日記には、自分から告白して付き合い出したと書いてあった


が、実際には元嫁から告白された

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

闘病生活の中での女性との話 @tomonori0426

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る