第7話毎夜

その後、その彼女とは毎夜のごとき会う事になる

自分を呼び出す口実として、今のお店をどうしていいか相談に乗って欲しいっていうのが常だった


ポケベルにいつも

「9時に待ってる」

って入っていた


用があっていけない時は公衆電話からお店に電話して呼び出してもらい、行けない旨を伝えた


会った時は毎度のように飲んで、彼女の運転でホテルへ行って朝の6時に自分の家に送ってもらう

というのが当たり前になっていた

当時、自分の仕事は金曜日以外は直行直帰という事で会社には出勤しなかった

だから朝は少し余裕があった

今思うと2人でどこかに出かけたとかは最初にあった時だけで後は飲み屋、ホテルだけの関係だった


自分にとって都合の良い女になっていたんだと思う





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