応援コメント

32 香水」への応援コメント

  • 鹽夜亮様、執筆お疲れさまでございますm(__)m
    存在の座標を静観するような感覚で拝読いたしました。布置という単語がユングの概念であると同時に星の配置を意味するところ、そして「歯車」の題名が、かつて「夜」あるいは「東京の夜」であったことを思い出しますと、暗い夜天の許に人間という星が輝いているように見えてきます。
    「エロス」という名の蒼い香水は勝手ながら鹽夜亮様に似合うと想うばかりです。
    煙草・珈琲と共に芳香の伝わる文を有難うございましたm(__)m

    作者からの返信

    宵澤ひいな様

    コメントありがとうございます。また、労いのお言葉を頂き、癒される心持です。

    当章は個人的にも、非常に私事な、しかもその恥部に踏み入ったものでありまして、読んでいただいた皆様に不快さえ与えるのではないかと少々不安に思っておりました。
    その中から、「暗い夜天の許に人間という星が輝いている」と連想の果てに美しい情景を思い浮かべて下さったこと、大変嬉しく思います。また、宵澤様の文学的、人間的洞察力と教養の深さにただただ頭が下がるばかりです。

    「エロス」は当章にも記した通り、多面的に私にとって特別な香水であります。香りもその蒼さも、どこか大人な男性に似合うものだと思いますので、若輩者な私は身に着けるとき、些か背伸びをしている気分です。「似合う」と想っていただけたこと、幸福に思います。