第10話 羊飼いを探せ


 旅から帰った翌朝。

 昨日に比べて目に見えて大人しくなったヴィヴァーチェ。それからスコールとウルダを連れて朝から出かけようと支度していた時だった。


 シャラモン神父を呼びに、門兵がやって来た。

 町の城門前に、男が投棄されたという。


 嫌な予感がして、俺たちはシャラモン神父とともに城門へ向かった。

 城門の外に汚れきった幌カーテンにくるまれたその〝塊〟は、虫の息だった。


 三〇代。男性。口も利けない状態で震えており、全身に打撲の跡。

 当直だった門兵の話では開門直前に騎馬が現れて、馬上から無造作に棄てていったらしい。


「その者達を呼び止めたのですか?」

「もちろんですっ。城壁の上からですが、停止命令にも応答はありませんでした」


 シャラモン神父の質問に、門兵が憤懣ふんまんやる方なしとばかりに頷いた。


「それとこれを……」

 門兵長が木札をシャラモン神父に差し出した。


【町のみなさまのお怒りが鎮まらんことを】


(くそっ。こっちのハッタリを逆手にとられた……っ)


「狼。こいつ、オレが馬車から突き飛ばした男だぞ……っ」

 ヴィヴァーチェがしょげた声で、目に涙を溜めた。


 ばしっ。

 その大きな音に俺まで我に返る。スコールがヴィヴァーチェの背中に活を入れたのだ。


「ばか。お前のせいじゃねーだろ。狼の言葉、忘れたのかよ。あの男が勝手に馬車に乗り込んできたんだ。お前のやったことは間違ってねーよ」


「スコールぅ……っ」

「むしろ、向こうの連中がどうかしてるんだ。狼の言葉をここまでひねくれた解釈してくると、気色が悪いぜ」


「どういうことだぁ?」

 ヴィヴァーチェが目をパチパチさせる。


 スコールは瀕死の男が運ばれていく担架たんかを見送りながら、


「狼は、あいつらに身の潔白を立てろって言ったんだ。なら、そうすりゃあいいんだ。名前と家族構成で名簿を作って、それをこの町の行政庁に出せば定住は無理でも、働き口くらいは探せたはずだ。

 なのに、あいつらは名簿どころか神様への生贄いけにえみたいにあの時の犯人を突き出した。わざわざよってたかって殴る蹴るまでしてな。まるで受け入れなかったオレ達が悪いみたいにしてな」


「馬車に乗り込んできた人への、処断ケジメやなかとぉ?」

 武闘派少女が首を傾げた。スコールは即座に顔を振った。


「そんな殊勝な気持ちがあったら、わざわざ城門が閉じてる時に夜陰に紛れて棄てて行くかよ。あの場ですぐに取り押さえて、おれ達の馬車を追いかけて悪気はなかったって謝れば、それで話は済んだはずなんだ。〝見せしめ〟みたいなことして、ヤツらはスケベ心を出したのさ」


「スケベ心?」


「あいつらは狼がマジで町のまじない師か、それに準じた強い立場の存在だと勘違いしちまったんじゃねーのか。狼頭だし。呪いでもかけられるとか思ったのかもな。

 だから、なんとしても町に受け入れてもらえるよう、その場だけでも媚びて従うフリして、狼のご機嫌をとるためにあの男をここに転がしたんだろ」


「でもよぉ。スコール。そんなことするより、みんなの代表をさっさと選んで、狼に会えば良かったんじゃねえのかぁ?」


 ヴィヴァーチェが真っ当なことを言った。スコールは白い鼻息をついた。


「結局、あいつらは羊と同じだ。ただ同じ境遇の群れでまとってるだけで、仲間の犠牲さえ出せば飯が食えると思い込んでる。みんなでこの冬を乗り越えたいんじゃなくて、自分だけは助かろうと頭を低くしてるだけなんじゃねーのか」


 子供っていつの間にか成長していくんだよなあ。俺は感心した。


「狼しゃんは、どげん思ぉとーと?」


 ウルダが見上げてくる。俺は下あごをもふった。


「スコール。人間という生き物は、そこまで善人なのかな」

「えっ?」

 子供たちが俺を見る。


「あれ、オレ間違ったこと言った? うわ、恥っずかし~っ」

「ううん。間違ってないよ。でもその一面だけを見て彼らを判断するのは早計だって言いたいんだ。ここに捨てられたあの男には、もう一つの別の使い方があった。俺にはそう思える」


「もう一つの使い方?」


「見せしめがもたらす効果は、基本的に本人への制裁と周囲への警告なんだ。でも、あそこまでひどい有様を見て、難民街の住人が心から狼藉を詫びたい。自分たちも町を入れて欲しい。そう願っているというのは無理があると思う」


「うん。確かにやりすぎだぁ。それじゃあどういう意味なんだ?」

 見つめてくるヴィヴァーチェを見返して、俺は拳を固めた。


「あの男は、俺たちセニの町住民への詫びじゃなく、見せしめにされたんだと思う。『これ以上余計なことをするな。代表者は我々であり、お前たちは従っていればいいのだ。ってね。町に当てた詫びの木札は体裁を取り繕うための、ついでだ。従順なフリをしてみせ、目先を変えるためのハッタリさ」


 子供たちは息を飲んで、難民街の方を見る。


「てことは、セニは、まんまとその後始末をさせられたわけ?」


 俺は少し首を傾げた。


「あの多すぎる傷から、ちょっと深読みしてみただけだよ。甘い汁は生かさず殺さず、最後の一滴までといってね。人を食い物にする人間の黒い本能、とでも言えばいいのかな。

 結果、やり過ぎて死にかけてしまった。難民たちの手前、殺しはマズいと思ったんだろう。彼らは、生きているうちに俺のハッタリに便乗する形で送りつけてきたんだと思う」


「シャバかぁ~っ!」(※冴えない。かっこ悪い。卑怯だの意)   


 難民達のいるであろう方へ、ウルダはありったけの怒りを叫んだ。


 俺は、難民街へ文句を言いに行くつもりだった今朝の予定を、やめた。


 この手の、頭の切れるヤツとは関わらない方がいい。

 だって、俺の手札はまだ動いちゃいない。


 向こうはすでに勝手に自滅バーストしかけてる。

 人のハッタリに載らなきゃいけないほど、周りを誤魔化しきれないほどに。 


「スコール。ヴィヴァーチェに基本的な稽古をつけてあげて。力が強いから型の練習がいいと思う。──ウルダは俺とタマチッチ長官の所へ行こうか」


  §  §  §


「狼さん。地方長官との面会のご予約でしたら、本日は二時間後となりますが」

 セニ行政庁。といっても町役場程度の建物だが、受付に訊ねたら、そう対応された。

「わかりました。それでかまいま──」


 ──毎回毎回、曖昧な応答ばかりされても困るんだよっ。ウゴルっ。あんたはセニの執政長だろうがっ。難民風情の相手をしてる場合じゃないだろう! あんなやつら、さっさと追い出しちまえばいい!

 ──そうだっ。ヤドカリニヤ家と仲良くやるのも結構だが。町の発展はスミリヴァル親子だけでやって来たわけじゃあないんだっ。あまり彼らばかりを優遇して、我々を蔑ろにしないことだな。


 長官室から、なんか面白そうな匂いがしたので、そっちに足を向けた。

「あっ。あの狼さんっ?」


 受付に止められたが、俺は構わずドアをノックした。


「おはようございます。みなさん」


「うわぁあっ!?」

 素で驚かれた。おやぁ? 俺の顔に何かついていただろうか。


 長官室にタマチッチ長官を除く、おっさんが八人。さすがに手狭で俺は執務デスクまでいけそうになかった。部屋が狭いのではなく、揃って大柄なデブなのだ。


「狼。申し訳ないが、今は取込中だ」そんな心底安堵した顔で言われてもなあ。


「いえ。何か興味深いお話をされていたようなので、傍聴させていただければと」

「いやいや、何も興味深くも、面白くもない話だよ」


 タマチッチ長官が俺を追い払おうとした。だがそれが本音を吐露したように聞こえたらしく、おっさん達がキッと執務デスクに反感を向けた。


「お前が、スミリヴァルんとこの狼か」

 デコ爺が呼ばわる。さんをつけろよ。仮にも公の場なんだから。


「そうですが、あなた方は?」


 誰何すいかしたデコ爺は押し黙った。意外に失礼だな。すると狡猾そうな髪の毛ふさふさのデブが押し出てくる。断熱材の厚みに気圧されそうになる。


「我々は、セニ議会の議員をやっている。コヴァチだ」


 手を差し出されたので、一応、握手を交わす。彼以外の議員はおののいて手を出してこない。


「どうも。ヤドカリニヤ家食客の狼です。議員は何人いるんですか?」

「議長の私を入れて十七人だ」


 彼ら議員が選挙投票で決まったわけじゃないだろう。つまり、この町にはヤドカリニヤ家を除いて十七人の中小豪族がいるわけだ。爵位貴族が所領統治していないのは、ここが本国ヴェネーシア共和国の飛び地都市だからだ。つまり準自治区。今は昔の古い港町だからな。


「ヤドカリニヤは議員ではないのですか?」あえて他人行儀に訊いてみた。

「まあ、なんだ。彼は商工会会頭が忙しいらしくてな。市政にはその……あまり興味がないようだ」


 なるほど。議会のやり方に匙を投げたな。肌でわかる。


「そうですか。みなさんの貴重なお時間をお邪魔しても何ですから、単刀直入にお伺いします。陳情の内容はなんですか?」

「成り上がりスミリヴァルの食客風情に言っても始まらんよ」議員の一人が吐き捨てた。

 俺はもっともだと頷く。


「確かに、そうですね。じゃあ、あなたからは伺いません」

「なっ!?」

「他に説明してくださる方は?」


「造船地区の再開発だ」コヴァチが言った。


「ああ、あそこの。俺も最近、建屋を一つ買い受けましたよ」

「知ってる。ロソス親方の工房だろう。彼は名工だった。だがそれでも造船地区は老朽化の一途をたどってるんだ。残ってるのは年寄りの工房が六軒。若い船大工はみな、リエカや本国の造船所へ行ったよ」


「ということは、コヴァチさんは元は本国の出身ですか?」


「ん、ああ。出戻りというのでもないが、父親について行ったり来たりしていた。だからこの町が廃れていくのを見過ごすことはできなかった」


 コヴァチは他の議員を見回した。皆うんうんともっともらしく頷いているが、彼が議員たちを見回したのは、廃れていく町そのものだからだ。彼の寂しそうな目を見ればわかる。


「それで再開発に障害となっているのは?」


 執務デスクからタマチッチ長官が脂肪の林から顔を出した。


「土地家屋の所有権は、どれも名義所有者が死亡。ないし相続放棄しているからとっくに時効消滅している。接収は自治条例でなんとかできるんだ。だが、長年放置の影響で造船地区を不法占有している連中が多くてね。犯罪の温床にもなっている」


「衛兵庁の手入れは」


「前任者の代から何度か。だが衛兵定員五〇人では歯が立たなかった。大物を何人か逮捕できたが、いたちごっこ。こちら側にケガ人が増えただけで終わった。

 元はシュカンピという男が仕切っていた一団十三名が、パラミダとどこかに消えてしまったせいで勢力図が崩れてしまってな。連中はその二つの縄張りを巡って抗争が絶えない。かと思えば、一斉摘発しようものなら、急に連繋して抵抗してくる」


 ということは、前に大掃除をしようとしたが、うまくいかなかったわけだ。


「それほど凶悪化しているのに、俺の工房が襲われたという話は聞きませんがね」


 もちろん。うちの弟子に手を出したら、犯人はマジ許さんけどな。


「あの工房の責任者は、ゴーダんとこの倅だろ。連中だって町の英雄の家族に手を出そうってヤツはいねぇよ」


 議員一人が言った。なるほど。腐っても認めるところは認められているのか


「問題点は、わかりました。それで、再開発としてあの地区の建設予定計画はどういったものでしょうか」


 すると、コヴァチが壁ぎわに立てかけていた一枚の絵を持ってきて俺に見せる。

 俺は目をすがめた。


「ヴェネーシアの……商店街ですか?」

「そうだ。その名も、サヴァイア=アオスタ繁華街だ」


 あ。一番やっちゃダメなヤツ。本家様がいくら温厚でも、怒られるどころじゃすまないぞ。


「ちなみに、その繁華街に、お客はどこからやってくるんですか?」

 議員たちは顔を見合わせて、しばらく考えると、


「……海から、じゃないか?」 


 スミリヴァル会頭代行は、さすがカラヤンの親友だった。こんな連中、付き合ってられない。

 誰か。誰か羊飼いを呼べ!


  §  §  §


「おはようございますぅ」

「おはようございます。もう十一時を回っていますが」


 ヤドカリニヤ商会。総務室。

 忙しく事務をしている従業員は三〇名。その中にサルティアもいて、目が合ったので手を振ったら、少しだけ笑ってくれた。


「あのぉ。カラス専務……」

「……」

「ちょっとご相談というかぁ、町のことで話を伺ってもぉ?」

「……っ」

「専務。お先に休憩に行ってらしてください」


 サルティアがナイスアシストをしてくれて、心の中でグッジョブサインを送る。

 元アスワン帝国陸軍少将ナディル・カラス専務は心の底から溢れたため息をつくと、席を立った。二人で〝なぞなぞ姉妹亭〟に向かう。


 早めのランチタイムから盛況で、ペルリカ先生はもちろん、ユミルもエイルも愛想軽めで足を止まる暇もない。俺と専務は窓のない奥の二人席に腰掛けた。注文を取りに来ようとするエイルに指で×をサインして人払いをする。


「それで、話というのは? いえ、そっちよりまずこっちからお尋ねしたいことがあります」

「もしかして、〈ジェットストリート商会〉との契約とか、ですか?」


「身に覚えがあって非常に助かります。大豆ソイソースという調味料の製造ロイヤリティー契約。研究期間五年。製品向こう一五〇年。売上げの十五% これ、架空契約じゃないですよね」


 帝国からリエカまで戻ってきて知ったことだが、この世界での大豆はまだ輸入のみ。東方世界での生産地はオラデアだけのようだ。


「ええっ、ええっもちろんですよっ。それどころか、先方のマクガイア会頭は命がけでやってくれると約束してもらいましたから。これが流通に乗れば、独占販売です。俺も全力で楽しみにしてるんですっ」


「しかし、調味料製造というのは……サンプルはいつ頃届きそうですかね」

「春頃には。あ、先方には研究費に五〇〇ロット渡してありますんで」


「ええ。届いた書簡にもそのことはありました。しかしあなたの取ってくる契約は毎回無茶苦茶だ。あなたには猫の鈴では足らず、羊のベルをつけておいた方がいいのかも知れません」


「そんなに危なっかしいですか?」


「だってそうでしょう。なんだかよく分からない商品の契約を取ってきて、成約未達のままどこかで魔法戦闘を繰り広げる。そのままぽっくりやられたら、我々が混乱します」


「あはははっ」笑うしかない。「……すみません」


「それで、お話しというのは?」

「会社を設立したいのですが、いくらぐらいかかるんでしょうか」


 カラス専務は目を見開いて絶句した。おもむろに煙草ケースを取りだして、一本くわえる。俺は素早く煙草の先に【火】で点火した。


「かたじけなく。スゥー……メドゥサ会頭から独立するおつもりですか?」

「いいえ。独立じゃあないんですが、ただ、いくらぐらいかかるかなあと」

「設立費用は業種によりますね」


「造船です」


 カラス専務は目をぱちくりさせて、紫煙を吹き出した。あれ、嫌な匂いじゃないぞ。


「規模は。どれくらいの船を建造するつもりですか」

「ヤンチャールより少し大きな中型船でしょうか。積載重量は二五〇万tg(二五〇トン)くらい?」


 カラス専務は煙草を指の間に挟んだまま、テーブルに頬杖をついた。この世界にはイケメンしかいねぇのか。あ、カラヤンがいたわ。我が上司こそ癒やし。


「言っておきますが、中型船の造船は正直お勧めしません」

「はい。ハドリアヌス海における船の強味は遠洋運送ですから」

「ええ。それなら、どうして?」

「ビゴール商会」


 その名前に、カラス専務はぴくりと反応した。


「なるほど。そういうわけですか」なるほどしちゃうんだ。やっぱり。

「しかしこちらの船に強味がなければ、向こうの船には勝てません」

「航海速度二二ノット(時速四〇キロ)を目指そうかと」


 カラス専務は小さな革製バッグを取り出すと、そこに煙草の灰を入れた。携帯灰皿。奥さんのお手製だろうか。家での喫煙で灰を落とすのを咎められたのかも知れない。


「ふふっ。ふふふ……っ」


 ふてぶてしく笑いながら顔を何度も左右に振った。陸軍少将の前は海軍将校として船に乗っていた経歴がある。その頃の自分を思い出したのだろう。


「遠洋帆船ですら全マストに強風を受けたとしても、二〇ノットに(時速三七キロ)到達できるかどうかです。いくらなんでもそれは、絵空事ですよ」


「ええ。その研究機関としての会社を起ち上げたいと思いまして」

「社員は」

「まずベテラン六名確保できれば」

「ベテラン六名? まさか、あの朽ちかけた石頭たちをまとめると?」


 察しのいい専務はまた会社役員の顔に戻って苦笑した。


「会頭も今は留守ですが、決裁権は私が預からせていただいています」

「あの、資金ならありますから」

「いえ、狼さんの資金は使いません。そのかわり、あの六人の船大工を何とかまとめていただきたい」


「えっと。それはどうして?」

「タマチッチ長官と同じ理由ですよ。この町の有力者たちがあの土地を欲しがっています。彼らもまた絵空事であそこに新興区域を作ろうとしていますが、九分九厘失敗するでしょう」

「専務?」


 褐色肌のダンディズムは携帯灰皿に灰を堕としながらほくそ笑む。


「商売の極意とは気長にやるものだと覚りました。セニの小麦事情は掌握したことだし、次に彼らの後釜に何を造ってやろうか、今から考えているところなのですよ」


 羊の皮をかぶった狼。彼の羊飼いはメドゥサ会頭のはずだが。やっぱり御せていない気がする。




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