イチャイチャイチャイチャ

今、僕はあーたんと夕飯の買い出しに来ている。小さなスーパーだ。

「ちなみに聞くけど、あーたんは料理できる?」

なぜかあーたんは,、僕のほうを見ていなくて。目で周りをキョロキョロしていた

「こういうときには必ず、あなたを好きな女の子がここの光景を見ての絶望するの。

そしてちょっかいを出しくるわ」

 そんな非日常なことはないよ

「料理? 一通りはできるわよ」

孤児院は厳しかったし。

「じゃあ、あーたんが作って欲しいな」

 

普通においしい。正直な感想


 さて次はお風呂である。どっちが先に入ってもらうっていう、どうでもいいことではあるが、だが、事情があると、見方も変わってくる。


 そこそこ冷える季節。って誤魔化するのをやめよう。

 あーたんが先になったお風呂に入るってことで……。いや、だめだ。でもちょっと……。

 鋼の神経が大切だ。

 ちょ、同棲ってこんなに楽しいものなのか。

 湯上がりのあーたん。朝にはキスでおこしてくれる(はず)。行ってきますのキス(あるかも)

 結婚ってすげぇ。


 結局、じゃんけんによって先にあーたんが入ることになった。それはそれでドキドキするものだから困る。こんなの毎日なんて……幸せだな。

 そんなことを考えながら、あーたんが出てくるのを待っている。やましいことを考えてはいけないと考えて、でもやましいことを考えてしまって。もう僕はいっぱいいっぱいだ。


 って僕、着替えないじゃん。1回荷物取りに行くかと思い、バスルームの扉をノックせずに開けたところで2人の時が止まった。

 背中を向けていてピンク色の下着姿のあーたん。

 それに見惚れた僕。

でも先に動いたのは僕だった。

「ごめんなさい!」

 扉を思いっきり閉じた。おいおい初日からかよ……。あーたん絶対怒ってるよな。ピンク色だった……。強烈に網膜に張り付いた景色だった。あー頭が混乱してる……。


 15分ほどしてあーたんが出てきた。きっとその15分は心を落ち着かせる時間だったのだろう。

 それ絶対メンズ用のLLくらいぶかぶかのパジャマだった。なんか萌えーってなる感じ。男心をわかっているなぁ。

「男の子はこういうのが好きってネットで見たから、着てみたけど……似合わない?」

顔を赤らめていてかわいい。

でもそれ以上に、さっき見てしまった下着姿が思い出されてまともに顔も見られない。

「お風呂入ってくるね」

逃げ出すように背を向けてバスルームに向かう。だから着替えないって……。

「ねぇあーたん。着替えないから1回帰らないといけないんだけど」

「もう遅いからやめたら? バスローブはあるし」

まぁそれでもいいかと思いお風呂場に入って――あーたんの甘い香りがすごい。シャンプーなのかリンスなのか、ボディクリームなのかわからないけど。たしかにあーたんの香りだった。

 正直、ドキドキでなにがなんやらわからなくなって気がついたらバスローブを着ていた。惜しいことしたなぁ……。

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