3分で読める!「一行の帰還と魔王の侵入」

サルウィ「イリスさん。本当に私たちと旅は続けられないのですか?」


イリス「ごめんなさい、勇者様。旅をしているとグランの事を思い出して辛くて・・・・・・。」


アウラ「何かあったらすぐに頼るのよ?」


イリス「はい、ありがとうございます。」


イリスが故郷の村へと帰り、かつての家の扉を開く。


イリス「うっ・・・・・・グラン・・・・・・私、私・・・・・・。」



一方その頃、グラン達は馬車で彼の故郷の村へと向かっていた。


フィオレ「うわぁ、綺麗なお花!」


ヴァルド(魔王)(ほう、あのように森を駆ける動物が人間の世界にはいるのか。)


グラン(さ、さっきまで命のやり取りをしていたのに・・・・・・こんな距離で・・・・・・。)



村へと到着した3人は、まずは村長の村へと向かった。


カルボ(村長)「おお、グラン!戻ったんだな!で、その二人は?」


グラン「まあ、その。俺を人質にして魔王が・・・・・・。」


ヴァルド「違うだろ?ご主人。」


グラン「お、俺が休戦の条件に連れてきたんだ。」


カルボ「そうか。そういえばイリスが帰ってきてるぞ。」


グラン「えっ、イリスが?サルウィらと旅をしている筈なのに・・・・・・。」


カルボ「あいつは今、祈りを捧げに教会にいるぞ。」


それから、カルボの家を後にし、二人と宿場のある酒場で別れて教会へと向かった。


イリス「あら、あなたもお祈りに・・・・・・あ・・・・・・っ!」


グラン「ただいま、イリス。」

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