青春の日々
高校生のがおにー氏が中学時代を振り返るエッセイです。
「青春だった」と書いているのですが、
青い不透明な硝子から覗いているような
不安定な揺らぎの中の思い出の景色が、綴られたページに映っています。
明らかな太陽のような季節への羨望でもなく
夜の水族館の中にポツリと立っているような。
これはがおにー氏の作風なのでしょうか。
不思議な
独特な
空間です。
ジョルジオ・デ・キリコをご存知でしょうか。
絵の哲学者と呼ばれるキリコは、一度見れば忘れられない、唯一無二の作風を持つ画家です。
平面的なのに、どこまでも永遠に近い広がりを持った奇妙な作品は、稀代の天才ピカソすら恐れさせたと言われています。
1914年に発表された「通りの神秘と憂愁」は、非現実的な静けさと奇妙なデジャブを醸し出す有名な作品です。
それを思い出すような、間違って足を踏み入れたパラレルワールドにいるような、どこか不思議な印象を残す作風のエッセイでした。
青春の日々
作者 がおにー
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889324088
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